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お葬式でのネクタイ選びと服装マナー

お葬式は、故人への敬意と遺族への配慮を示すため、服装に特別な気配りが求められる場です。その中でも「お葬式のネクタイ選び」は重要なポイントです。ビジネスシーンとは異なり、葬儀の場にふさわしいネクタイやその他のアイテムの選び方を心得ていないと、礼儀を欠くことにもなりかねません。

2024.10.18 読む、服の基礎知識

この記事では、「葬式のネクタイ」を中心に、シャツやスーツ、靴、ソックスまで、葬儀にふさわしい服装マナーについて詳しく解説します。これを読んで、安心してお葬式に臨めるよう準備しましょう。

ネクタイの選び方

「葬式のネクタイ」は黒無地が基本です。柄物や派手なデザインは避け、できるだけ落ち着いたものを選びましょう。

素材はシルクが一般的ですが、光沢が強すぎるものは華美に映るため、マットな質感のものがおすすめです。

さらに、ネクタイの結び方にも注意が必要で、ディンプル(結び目のくぼみ)は不要です。ディンプルを作るとおしゃれに見えますが、カジュアルな印象を与えるため、葬儀の場にはふさわしくありません。

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ネクタイ ブラックタイ

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ワイシャツの選び方

お葬式でのワイシャツは、ブロード素材の白無地が基本です。
特に柄のないシンプルなデザインを選びましょう。

また、高番手(繊維が細く高密度)のシャツは華やかに見えてしまうため、あまり高番手ではないものが無難です。

襟のスタイルはレギュラーカラーが最も適していますが、基本的にはワイドカラーでも問題ありません。
ボタンダウンやフルワイドの襟はカジュアルに見えるため避けましょう。

シンプルで控えめなスタイルが、葬儀の場では最も適しています。

それぞれの襟の開き(※見やすいようにシャツはブルーにしています)

スプレッド
レギュラー

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7,590円 (税込・参考価格)

スリムフィット ブロードクロス(ポプリン)

スーツの色について

お葬式では、漆黒と呼ばれる純粋な黒のスーツが最も適切です。

ビジネススーツに見られる黒とは異なり、喪服としてふさわしい深い黒を選びましょう。

光沢がある生地は華やかさを感じさせるため避け、艶のないマットな生地が理想です。


なお、チャコールグレーや黒に近いダークネイビーは、主に「通夜」で許容される色です。
急に駆けつけたという状況を表すため、通夜ではこれらの色でも失礼にあたらないとされていますが、葬儀本番では漆黒が最適です。

鎌倉シャツでは一部店舗にてスーツオーダーも承っております。
「礼服を作りたい」「冠婚葬祭用に良いスーツを作りたい」などの要望にも、専門のフィッターがお応えしますので是非ご予約の上ご来店ください。

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チーフやネクタイピンは必要か

お葬式では、胸ポケットにチーフを挿すことは避けましょう。

ビジネスシーンやフォーマルなパーティーなどでは、チーフはアクセントとなりますが、葬儀の場では華やかさを控えるのがマナーです。

チーフなしのシンプルなスタイルが、最もふさわしいと言えるでしょう。

また、お葬式では、ネクタイピンも使用しないのが一般的です。

ネクタイピンは普段のビジネスシーンでは実用的でおしゃれなアイテムですが、葬儀の場では控えめな装いが求められるため、ネクタイピンを使用することは避けるべきです。

お葬式では「目立たない」ことが重要なマナーなので、装飾をできるだけ控えることが推奨されます。

革靴とソックスの選び方

お葬式にふさわしい靴は、黒のプレーントゥまたは飾りのないストレートチップです。

特に、シンプルで装飾のないデザインが礼儀を重んじる場には適しています。

外羽根式の靴はカジュアルな印象を与えるため、避けるのがマナーです。

内羽根式の靴を選び、きちんと磨いて清潔感を保ちましょう。
靴は細部にまで気を配ることで、全体の装いがよりフォーマルで敬意のあるものとなります。

さらにソックス選びにも注意が必要です。リブ編みのものはカジュアルな印象を与えるため、お葬式では避け、フラットな編み方のソックスを選びましょう。

また、黒無地が基本であり、足元にもシンプルさと控えめさを心がけることが大切です。

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1,980円 (税込・参考価格)

お葬式での服装は、故人や遺族への敬意を示すために、派手さや個性を抑えたシンプルで控えめなものが求められます。

「葬式のネクタイ」をはじめ、ワイシャツやスーツ、ベルト、靴、ソックスまで、全体のコーディネートに注意を払いましょう。

「鎌倉シャツ」では、葬儀にふさわしい上質でシンプルなビジネスウェアを揃えていますので、マナーを守った装いで、大切な方との最後のお別れに臨んでください。

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