1. Home
  2. >
  3. 知識
  4. >
  5. 読む、服の基礎知識
  6. >
  7. 【アイビールック】レディ...

【アイビールック】レディースも取り入れたい王道アイテム

メンズのファッションスタイルではよく聞く「アイビールック」ですが、実はレディースのコーディネートにも取り入れられる王道アイテムばかり。永遠の定番と呼ばれるアイテムを組み合わせた着こなしをご紹介します。

2024.01.10 読む、服の基礎知識

「アイビールック」のファッションスタイルとは?

「アイビールック」とは・・・1950年代にアメリカで生まれたファッションスタイルです。
アイビー・リーグと呼ばれるアメリカの名門大学のスタイルに由来しており、これらの大学で学ぶ学生たちのファッションが影響を与えました。
彼らはスポーティーななかでも、シンプルで洗練されたスタイルを提唱しました。
1960年代には日本でもアイビールックは大流行し、現在もそのスタイルとアイテムたちは王道として、服装の基本になっています。

メンズのファッションスタイルではよく聞く「アイビールック」ですが、実はレディースのコーディネートにも取り入れられるアイテムばかり。

女性も取り入れやすく、トレンドに左右されないアイテムを厳選!それぞれの着こなしをご紹介いたします。

アイテム①ネイビーブレザー

「アイビールック」の中核的なアイテムの1つで、ネイビーカラーのブレザー(ジャケット)は特に人気です。シンプルで着回しやすいアイテムで、通常はシングルブレストまたはダブルブレスト(下記の画像のように2つずつ並んだボタンが付いている)のデザインで、ウールやコットン生地が使われます。

ダブルジャケット

27,500円 (税込・参考価格)

アイテム②ボタンダウンシャツ

襟の先にボタンがついているボタンダウンシャツは「アイビールック」に欠かせないアイテム。なかでもオックスフォード生地のボタンダウンシャツはマスト!
クリーンでシンプルなデザインは、ネイビーブレザーとも相性が抜群です。

ボタンダウンシャツは、シャツの中でもカジュアル度が最も高いエリ型(デザイン)です。元々は19世紀末にポロ(騎⾺競技)選手が競技中にエリが跳ねないようピンで留めていたことから派生しました。
ブレザー・ジャケット、セーターやスウェットとあわせて着こなし、スーツスタイル(ジャケット・ボトムが同素材であるスーツ)には合わせないエリ型です。

アイテム③チェックアイテム

チェック柄のシャツ、ジャケット、スカートやパンツ、マフラーやスカーフなど、さまざまなアイテムが存在します。クラシックでカジュアルな雰囲気を持ちながら、個性を表現するときに使える多彩なアイテムです。

春夏はギンガムチェックマドラスチェック、秋冬はタータンチェックなど、
季節感をあらわす「アイビールック」を象徴するチェック柄もあります。

関連記事
覚えておきたい。チェック柄の種類と歴史

覚えておきたい。チェック柄の種類と歴史

普段何気なく着ている服には歴史と伝統がつきものです。今回はチェック柄にフォーカスして、種類や歴史、特徴も含めて解説...

アイテム④ストライプシャツ

ストライプシャツは、クラシックなデニムボトムやコットン素材のボトムと組み合わせて着こなせます。コーディネートにアクセントを加えてくれ、洗練された印象に見せてくれますよ。

おすすめのストライプシャツはこちら

関連記事
覚えておきたい。シャツの代表的なストライプ7選と、コーディネートのポイント

覚えておきたい。シャツの代表的なストライプ7選と、コーディネートのポイント

一口にストライプといっても、縞が太い主張が強めのストライプから、近くで見ないとわからないくらい縞が細いストライプま...

アイテム⑤ローファー

ローファーはシンプルでクラシックなデザインで、アイビールックのエッセンスとしてとてもマッチします。
スリッポンスタイル:ローファーはレースアップやベルトがないスリッポンスタイルのシューズです。簡単に履き脱ぎができ、クラシックでカジュアルな印象を持っています。
シンプルなデザイン:アイビールックのローファーは、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。通常は無地や革の質感が際立つものが好まれます。
一部のデザインには、ビットローファーやタッセルローファーなどのデコラティブな要素があることもあります。

アイテムを組み合わせた着こなし

アイテム①ネイビーブレザーの着こなし

ボタンダウンシャツにネイビーブレザー、ボーダーカットソーを肩掛けしたスタイルは、スニーカーでカジュアルダウンしながらも、合わせる色数を絞ったことで上品さのあるコーディネート。

イエローなどアクセントカラーとも相性が良いネイビーブレザー。ジャケットとパンプス、ペンシルスカートを合わせたコンサバスタイルも、色合いで遊びをもたせて鮮度をあげて。

パーカースタイルとネイビーブレザーも相性が良い組み合わせ。グリーンのチェックボタンダウンシャツをインナーに合わせて、アイビールックのエッセンスを今の気分で着こなして。

スカート、パンツとボトムスを選ばないネイビーブレザー。ジャストサイズでもオーバーサイズでもない、程よいボックスシルエットは汎用性が高く、トレンドに左右されません。

アイテム②ボタンダウンシャツの着こなし

アイビールックスタイルを代表するオックスフォード素材のボタンダウンシャツ。白、ブルーのシャツは素材次第で年間通して着られる便利なアイテム。ブルーシャツは爽やかなイメージがありますが、ブラウンとコーディネートすると温かみのある雰囲気で冬場にもおすすめです。

王道コーディネートのボタンダウンシャツ+デニムパンツ。リブニットのインナーを合わせてフェミニンな印象をプラスすることで、カジュアル過ぎず大人っぽい雰囲気に。

パーカーやスウェットのインナーにシャツを合わせると、カジュアル過ぎずに清潔感あるコーディネートが叶います。ボタンダウンシャツはエリの収まりがよく、インナーとしても適していますよ。

アイテム③チェックアイテムの着こなし

あまり柄物を着ない方は、顔まわりから遠い位置のアイテムから取り入れることがおすすめ。アイビールックといえばチェック柄のキルトスカートや、ボックスプリーツスカートが定番ですが、様々な形のチェックスカートが現代には存在します。ご自身の体型に合わせて取り入れてみましょう。

チェック柄の中から1色をひろい、同じトーンでコーディネートすると大人っぽい印象に見えます。

アクセントカラーが効いているチェック柄はコーディネートのポイント作りにおすすめです。普段身につけない色合いも、小物から取り入れると気軽に身につけられますよ。

アイテム④ストライプシャツの着こなし

ニュアンスブルーのストライプシャツでワントーンコーディネート。シャツが持つマニッシュな雰囲気に、フェミニンなフレアスカートを合わせたバランス感あるスタイルに。

シャツ+デニム+スニーカーのカジュアルダウンしたスタイルも、淡い色合わせでまとめれば洗練された印象になります。

上質なウール素材を使用したカーディガンと合わせる、秋冬のストライプシャツコーディネート。シャツは、ボトムスの形によって裾をイン・アウトしてシルエットのバランスを整えられる万能アイテム。

ジャケットとストライプシャツの王道コーディネート。モノトーンで合わせることで都会的なムード。

アイテム⑤ローファーの着こなし

シンプルながら程よいドレスアップ感を取り入れられるローファー。デニムパンツとロング丈のレイヤードスタイルを安定感あるバランスに保ち、コーディネートを支えてくれます。

ジャケットスタイルを格上げしてくれるシンプルなローファーは、一足あると季節やトレンドを問わず使えます。

ネイビー×ホワイトの爽やかなバイカラーのローファーは、白シャツとデニムパンツでコーディネート。足元はコーディネートの印象を一発で変えてくれる存在です。

レディースファッションにも取り入れやすい王道アイテムが多い「アイビールック」スタイル。
より本格的な着こなしを学ぶことで、シンプルだけどどこか洗練されたスタイルが身に付き、またトレンドに左右されないアイテムだからこそ、日々のコーディネートにも迷いにくくなります。
今回ご紹介したアイテムから、ぜひ取り入れてみてください。

テーラードジャケット

23,100円 (税込・参考価格)

クラシックシャツ

7,590円 (税込・参考価格)

書籍 『AMETORA』

2,420円 (税込・参考価格)

商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。