【デニムの製造工程】知ると語りたくなるデニム生地ができるまで
今回は、丈夫で魅力的なデニム生地がどのように作られているのか、製造工程にフォーカスして詳しく解説します。普段何気なく身に着けているデニムがどんな過程を経て完成するのか、その背景を知ることでより愛着が湧くこと間違いなしです。
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普段着として愛用されているデニムですが、その特徴的な織り方と構造を理解すると、その魅力がさらに深まります。
デニム生地の原料
デニムの基本素材は綿(コットン)です。
丈夫で通気性が良く、着心地の良さを生む天然繊維として古くから世界中で使われています。
デニム用の綿は繊維が長くて強いものが選ばれ、耐久性に優れた生地づくりに欠かせません。
糸染め:デニムの個性を決める
デニムの最大の特徴はインディゴブルーの色合いです。
インディゴ染色されるのは経糸のみで、緯糸は無染色のため、擦れることで白い芯が現れ「アタリ」と呼ばれる色落ちの風合いが生まれます。
これが長年愛される理由のひとつです。
織り:丈夫さのカギを握る
デニムは「綾織(あやおり)」という特徴的な織り方で作られています。
綾織とは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の交差パターンで、斜めに線が入る丈夫な織り方です。
この織り方によりデニムの持つ独特の右綾(ライトハンドツイル)や左綾(レフトハンドツイル)と呼ばれる風合いも生まれます。
また、デニムの重さはオンス(oz)で表され、これは1平方ヤードあたりの重さを指します。
ヘビーウェイトデニムは14オンス以上、ライトウェイトデニムは10オンス以下が一般的です 。
重さによって着心地や耐久性に違いがあります。
仕上げ
糸を染め織り上げた後は、生地の最終仕上げ工程に移ります。
洗い・縮み止め加工や、風合いや光沢を調整するための仕上げを施します。
まとめ
デニム生地は、耐久性の高い綿を素材に、丈夫な綾織で織り上げ、独特な風合いを生み出すインディゴ染色によって完成します。
この知識を持って着用すると、デニムの魅力がより深まるはずです。
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