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リネンシャツのお手入れ

速乾性・吸湿性に優れたリネンシャツは、蒸し暑い日本の夏に欠かせません。今回はリネンシャツの家庭でのお手入れをご紹介いたします。

2023.08.22 読む、服のお手入れ

速乾性・吸湿性に優れたリネンシャツは、蒸し暑い日本の夏に欠かせないアイテムです。
しかし、リネンシャツは、デリケートな素材のため、お手入れには注意が必要です。
今回はリネンシャツの家庭でのお手入れ方法をご紹介いたします。

リネンシャツ

1. 洗濯表示をチェック

リネンシャツを洗濯する前に、まず、洗濯表示をチェックしてください。
洗濯表示には、洗濯機で洗えるか、漂白剤が使えるか、乾燥機で乾かせるか、などが記載されています。 洗濯表示に従って、正しくお手入れしていきましょう。

洗濯表示を確認

2. 洗濯機で洗う

洗濯機で洗うときは、ネットに入れ、デリケートコース(ドライコース)を選びます。
リネンは摩擦で毛羽立ちやすい素材であり、風合いを長持ちさせる為にも、
優しく洗えるコースでお手入れしましょう。

また、リネンの糸は不均一な繊維が絡み合ってできており、節(ネップ)が生地表面に出やすいです。洗濯中に節(ネップ)が引っかからないよう、ネットを使用しましょう。

ネットはシャツが1、2枚だけ入る小さ目なものを使用し、衿や袖口などの汚れの目立つ部分が外側に出るように綺麗に畳んで入れましょう。そうすることで、洗い上がりのシワが軽減されます。

3. 脱水は極力軽く

リネンはシワが残りやすい素材です。長時間脱水すると、シワや縮みが生じやすくなります。
脱水時間を短くすることで、シワや縮みを防ぐことができます。
シャツに含まれた水分の重みで、シワが伸び、お手入れがとても簡単になります。
リネンシャツを脱水する際は、
・低温で脱水する。 ・タンブラー乾燥は避ける。 これらの点に注意することで、リネンシャツを長く綺麗に着ることができます。

仕上げに柔軟剤を使用すると生地が柔らかくなり、さらにシワが残りにくくなります。

ただし、柔軟剤を使用することで、リネン素材の特性にある吸水性はやや弱まります。お好みの仕上げによって使用することをおすすめします。

4. 干し方

ハンガーにかけて形を整え、陰干ししてください。
直射日光に当ててしまうと、色あせや縮みが生じる可能性があります。

肩に厚みのあるハンガーを使用すると、濡れ干ししても肩の部分の生地が伸びにくいのでおすすめです。

また、前立ての1番上のボタンを留めて干すと、襟・首周りの形が整い、乾燥後、着用するときに綺麗に見えます。繊維に沿ってタテヨコに伸ばして、形を整えてから干すことでシワが軽減されます。

リネンシャツの干し方

5.アイロンをかける場合

リネンシャツは脱水を軽くすることで、洗いざらしでナチュラルな風合いを楽しむことが出来ますが、
シワが気になる場合や、カジュアル過ぎてしまうシーンには、アイロンを掛けて着用することもおすすめです。

アイロンをかけるときのポイントは、霧吹きなどでしっかり生地を湿らせるとシワが簡単に取れます。
(洗濯後干したあと、乾き切る前にアイロン掛けを行ってもOK)

霧吹き

温度は「中温」がおすすめです。洗濯表示を確認して行いましょう。
生地を引っ張りながら体重をかけて、しっかりとシワを伸ばしていきます。

アイロン

※注意点
濃い色のリネンシャツは、アイロンの熱で光沢が出やすく、風合いを損ねてしまう可能性がある為、あて布をあてて掛けていきます。

当て布


着こなしによって風合いを楽しむことができる「リネンシャツ」。
少しのポイントで、より長く綺麗に着用できるようお手入れしていきましょう。

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