「シャツ屋が教える」デキる男の袖まくりとは?
普段何気なく取り入れているシャツの袖まくり。実はまくり方にもいくつか種類があり、着るシャツや場面によってまくり方を変えることで、スマートな装いが確立します。 今回はビジネスシーンからカジュアルシーンまで活用できる袖のまくり方をご紹介いたします。
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ビジネスシーン、カジュアルシーン問わず、
長袖シャツ着用時は、何気なく取り入れている袖まくり。
クールビズやオフィスカジュアルが浸透するなかで、人前でシャツの袖まくりをする機会が増え、「スマートなシャツの袖まくり」に悩む声も多くなりました。
また、半袖シャツは子どもっぽく見えてしまうからと、
夏でも長袖シャツの袖をまくって着ている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方々に向けて、シャツの袖まくり4つの手法と注意点について解説いたします。
コーディネートやTPOに合わせた袖まくりは、
洗練された大人の男性の着こなしにおいて、必要不可欠なテクニックです!
ぜひ本記事を参考にしてみてください。
※袖まくりの注意点
まずは注意点から。
以下2つのポイントを踏まえたうえで、実践してみてください!
①肘よりも上まで袖をまくらない
➡肘上まで袖をまくると野暮ったい印象になるうえに、
まくった部分が太くなるのでスタイルも悪く見えてしまいます。
肘より下に留めておくことで、スタイリッシュで清潔感のある印象を保つことができます。
②TPOを考える
➡基本的に、ビジネスやフォーマルの場での袖まくりはマナー違反となります。
目上の方や大切な取引先の前での袖まくりは避けた方がよいです。
お仕事の際は、お勤めの会社やオフィスの雰囲気に合わせた着こなし・袖まくりをしましょう。
その分休日は、ご自身の好きなシャツを着て、
コーディネートに合わせた袖まくりをすることで、ファッションの楽しみも増えていきます!
1.ビジネス
カフスの大きさに合わせて、2回折り返す▼
完成▼
最もベーシックで定番的なまくり方です。
「シャツの袖まくり」と聞いてこちらを一番に思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか?
ドレッシーな装いのとき、
カフスにシワを入れたくないときなどにおすすめのまくり方です。
ジャケットを脱ぎ、作業に集中するための一時的な袖まくりとして取り入れましょう。
2.ビジネスカジュアル
カフスの大きさに合わせて2回折る▼
捲ったカフスを更に半分に折り、完成▼
ビジネスカジュアルのような、ジャケパンスタイルなどにおすすめなのがこちらのまくり方。
まくった幅が細く、スタイリッシュでシャープな印象に。
ほどよい無造作感が、休日のコーディネートにもマッチする万能な袖のまくり方です。
3.カジュアル
カフスを一気に肘まで上げる▼
袖の生地の部分を重ねて織り込んでいく▼
完成▼
いかにもカジュアル感の強いこちらのまくり方は、
イタリア人のような、男らしくもこなれた雰囲気が生まれます。
まくった部分の太さとシワ感が、
無骨な印象にもなるため、ビジネスシーンよりもカジュアルな装いのときにおすすめ。
オックスフォードシャツやデニムシャツといった、無骨で肉厚なシャツとの相性は抜群です!
4.リゾートカジュアル
カフスの大きさに合わせて2回折る▼
内側だけを半分に折る▼
完成▼
リゾートカジュアルのような、上品ななかにもリラックス感のある装いのときにぴったりなまくり方。
「③は無骨すぎて自分の雰囲気と合わないなぁ」という方は、このまくり方だとあまり抵抗なく取り入れられるかと思います!
まくり方の手順は①と途中まで同じですが、
最後の「カフスを内側に半分だけ折る」ことを加えるだけで、ガラッと印象は変わります。
まとめ
日常で「袖をまくる場面」は意外に多いかと思います。
・暑いとき
・料理や食事でシャツを汚さないために
・コーディネートのアクセントをつけたいとき
・仕事で一息つくとき
などなど。
このように、【袖まくり】は季節や場面を問わず自然に行う所作といえます。
よしやるぞ!と気合を入れるときの所作としても、昔からイメージがありますね。
今回はそんな袖まくりの方法と4つお伝えしました。
いずれもすぐに実践できるような簡単なものなので、TPOと好みに合わせてシャツの着こなしを楽しんでみてください!
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