2025年1月、欧州出張 イタリア編 Vol.6
今回はミラノにあるSANTANIELLO社のショールームを訪れた話をしたいと思う。
今このブログを書いているのは、パリで1/18(土)の8:00を少し回ったところで、早いもので明日の夕方の便のフライトで帰国する。
今回はミラノにあるSANTANIELLO社のショールームを訪れた話をしたいと思う。
ミラノからトラムやタクシーで30分くらいかかるのだが、このエリアは多くのファクトリー・ブランドのショールームがひしめき合っている。


SANTANIELLOのショールームは、完成してからまだ3年も経っていないものの、今回の25F/Wの展示会はその素晴らしさ、凄さは最盛期を迎えているように感じられた。



PITTIでも多く見られた「軽さ」や「スポーティ」を随所に取り入れ、カラーバランスも絶妙で、尚且つSANTANIELLO社らしさが存分に表現されていた。
SANTANIELLO社はPITTIでの費用対効果が落ちてきたことを踏まえて、ミラノのショールームに一極集中させる戦略を取ったのだが、贔屓目なしに今回の展示会はPITTIで見るどこのブースよりも完成度が高いと感じさせられる見事な物だったのである。









そんな中、社長兼デザイナーのANTONIOさんは私のInstagramをフォローしてくれており、現地ミラノ・ショールームではこんな会話があった。
ANTONIO「いつも哲兵が着ている日本由来のあの服の名前なんだっけ?」
私 「作務衣のことですか?」

ANTONIO「そう、SAMUE‼ 日本の伝統に、テクノロジーとスタイルが見事に融合しているよね! デニムはもちろん、僕はダウンSAMUEがこの季節に良いと思っているんだ」

DOWN SAMUE 作務衣/撥水ダウン
46,200円 (税込・参考価格)
私 「究極と呼ばれているダウン作務衣は、鎌倉や京都の名僧の方だけでなく、一般の方からも評価が高いんですよ」
ANTONIO「素晴らしいよね、ダウン作務衣!!パンツの仕様はどんな感じになっているの?」
商談そっちのけで作務衣に熱くなるANTONIOさんとアシスタントのGIOVANNIさん。
私 「ん?パンツの仕様?何を隠そうパンツにもダウンが入っているのだ!!」

ダウン作務衣を作った鎌倉シャツにとっては当たり前の話だったが、熱くなっている二人を見て攻勢に出てみることにした。
ANTONIO & GIVANNI 「えーーー!!」
GIVANNI「おい!ANTONIO!!こいつが言っているのは本当なのか!? そ、そんなバカな……パンツにもダウンが入っているなんて聞いたことがないぞ!!」
ANTONIO「哲兵!!お前が言っているのは本当なんだな?パンツにも本当にダウンが入っているのか!? 」
ここで形勢が完全に逆転したことを確認した私は、更に強気に出てみることにした。

私 「ふん、君らにZENが分かるのかね?」
ANTONIO「知っています。ZENはアップルとか凄い人達だけでなく、日本の大切なカルチャーになっていますよね」
私 「その通りだ、いずれにしてもダウン作務衣のパンツにはダウンが入っている。
冬はこれさえ着ておけばぬくぬくで暖かいのである!!」
ANTONIO & GIVANNI 「ダウンSAMUE凄すぎます……。日本の伝統の中にモダンさを見事に表現しています。あとでポチりたいと思います」
私 「うむ、分かったならそれでよろしい」
というような予期せぬ作務衣話に花を咲かせたのだが、この後、ANTONIOさんからの怒涛のプレゼンテーションにまたも形成逆転となり、改めて美しい商品群に魅了されたのである。



25F/Wでは、「SANTANIELLO社の素晴らしさ×鎌倉シャツならではの別注」を考えているので是非ともご期待いただければと思う。
つづく

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