シャツ生地の【番手】とは?
糸の番手とは、「糸の細さ」を示す数値であり、この数値が高いほど、シャツは滑らかで柔らかな着心地になります。しかし、番手が高いシャツがすべて良いというわけではなく、用途や好みによって適した番手が変わります。この記事では、糸の番手について解説し、ワイシャツ選びの際の参考にしていただけるように説明します。
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糸の番手とは?
糸の番手は、1ポンド(約453g)でどれだけの長さの糸を紡げるかを基準にしています。
1ポンドあたり840ヤード(約768mt)の長さがあれば、1番手になります。
つまり、1ポンドあたり8,400ydの長さがあれば10番手、84,000ydの長さがあれば、100番手。
1ポンドあたりの長さで番手が決まり、番手数が大きくなるほど、糸は細くなります。
※綿糸の場合
番手別|シャツの特徴
80番手以下:カジュアル、休日スタイルに気兼ねなく
番手が低い(80番手以下)シャツは、
糸が太くしっかりした生地感になります。
生地が厚くて透けにくい、
丈夫でしわになりにくいことが特徴です。
カジュアルシャツ オックスフォード
8,690円 (税込・参考価格)
100番手前後:デイリーユースに最適
生地の滑らかさと耐久性のバランスが良く、
デイリーユースでの着用に向いています。
肌触りが良く、しっかりした生地感がありながらも、
高級感も感じさせるため、日常的に使うビジネスシャツとして最適です。
スリムフィット ブロードクロス(ポプリン)
7,590円 (税込・参考価格)
150~200番手:大事な商談や、ここぞというときに
150番手以上になると、糸が非常に細くなり、
シャツ生地はシルクのように柔らかく、光沢が出ます。
その光沢感からエレガントな印象を与えるため、
重要な会議や特別なイベント、ドレスコードが求められる場面での着用に適しています。
高番手になるほど生地がデリケートになるため、
頻繁に着用したり、洗濯したりするには注意が必要です。
しかし、鎌倉シャツでは200番の極細糸を
4本撚り合わせてつくられた糸を採用したシャツをご用意しています。
(通常2本の糸を撚り合わせることが多い)
4本の糸を撚り合わせて1本の糸により、 きめ細やかながら、ハリとコシが強く、シワになりづらいため、
毎日の着こなしに特別感を感じたい方に最適です。
スリムフィット マイクロツイル
13,200円 (税込・参考価格)
生地の織り方にも注目しよう!
シャツ選びの際、番手だけでなく、
生地の織り方にも注目すると良いでしょう。
織り方はさまざまな種類があり、
ビジネスシャツの代表的な素材「ブロード」をはじめ
目の粗い「オックスフォード」、厚みのあるソフトな風合いの「ツイル」など。
同じコットンを使っていても、番手・織り方が変わると、シャツの印象は全く別のものになります。
まとめ
・低番手(糸が太い)=丈夫で生地に厚みが生まれ、透けにくくなる
・高番手(糸が細い)=生地に光沢感が生まれ、肌あたりも滑らかになる
糸は細くなるとより繊細さが増し、番手の数が増えていきます。
一般的には80番手以上を「高番手」と呼び、高級シャツに用いる基準となります。
「高番手」だからすべての方におすすめ、というわけではなく、
着用シーンやお好みに適したシャツ選びをすることが重要です。
鎌倉シャツでは
カジュアルシャツなどに使用する、オックスフォード生地をはじめとした40番糸から、
世界で最も細い糸と自負している400番糸など、用途に合わせて幅広く様々な糸を取り揃えています。
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