トーマスメイソンは、なぜシャツ好きたちを魅了し続けるのか?
200年以上の歴史をもち、その品質の高さから英国王家御用達の証「ロイヤルワラント」を享受した『THOMASMASON(トーマスメイソン)』。今回はそんなトーマスメイソンについて解説いたします。
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創業200年以上の長い歴史を誇る「THOMAS MASON(トーマスメイソン)」
1796年にイギリスのランカシャーという地域で、
シャツ生地メーカー「THOMAS MASON(トーマスメイソン)」を創業。
当時より最高品質と評された彼らは、
貴族文化の栄えるロンドンの仕立て屋に生地を提供していました。
●シャツ生地の定番柄「ロンドンストライプ」の誕生
1936年に英国王室御用達のシャツメーカーである
Turnbull&Asser(ターンブル&アッサー)の独占的なサプライヤーに任命されました。
今やシャツ生地の定番柄かつ、
トーマスメイソンの代名詞とも言える「ロンドンストライプ*」は、
ターンブル&アッサー社がこの時期に発表したものです。
ロンドンストライプ*...ピッチ幅が均等なストライプで、ロンストと呼ばれることが多い。
●色使いの常識が変わる「ピーコック革命」
ピーコック革命とは、1967年に米国の心理学者アーネスト・ディヒター博士が提唱した、男性のファッション革命のこと。
1960年代前半までダークトーンが中心だった紳士服は、以降豊かな色彩に彩られていき、
スーツスタイルでもネクタイやポケットチーフを差し色にするようなファッションが流行しました。
この革命の発展に一役買ったのが、ターンブル&アッサー及び、
その生地を提供していたトーマスメイソンでした。
●アルビニ社による買収
1991年、3大生地メーカーのイタリア/ベルガモのAlbini(アルビニ)社に買収され、グループの傘下となりました。
これを機に、生産拠点がイギリスからイタリアへ移り、
トーマスメイソンが長年培ったイギリスの伝統と
アルビニ社の持つ最新鋭の技術・イタリアのデザイン性とが融合し、
魅力的なアイテムを展開する王室御用達ブランドであり続けています。
生地について
『 THOMAS MASON 』はエジプト綿の中でも究極の最高級糸のみを
使用して作られた双糸の生地を主に特徴としており、
高級な細番手(太さが細い糸)の扱いが得意とされています。
それでいて実用性も高く、堅実性を兼ね備えた高品質なシャツ生地であることから、
多くの人々を今もなお魅了しています。
また、多数のアーカイブコレクションをもち、
色柄も上品なものから“らしさ”を感じる生地まで 幅広いバリエーションがございます。
鎌倉シャツの「THOMAS MASON」
伝統ある生地ラインナップから、
夏に相応しいリネンと定番のオックスフォード生地をセレクトしました。
一目見て「いいもの」と分かる名品をお楽しみください。
涼やかで、肌に馴染むような質感が特徴の「リネン」と、
トーマスメイソンらしい、ドレッシーで紳士的なムードが宿る「オックスフォード」の2種類でご用意しております。
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