FRENCH STYLE Vol.4
さて、今回は久しぶりにFRENCH STYLEの話をしたいと思う。
今これを書いているのは、2025年1/29(水)の7:30を少し回ったところだ。
1月はヨーロッパ出張に出ていてバタバタしたのだが、改めて日本という国の素晴らしさ、美しさは他に例えようがないと感じている。
ヨーロッパは素晴らしいが、日本人の私が永遠にパリやロンドンの本質に迫ることはないだろうし、一時住んでいたイタリアであっても同様であるように思う。
日本人が自国以外の本質に迫るのは極めて難しく、なんと言っても鎌倉で生まれ育ち、現在住んでいる私であっても、鎌倉のことを完全に理解するのは難しい。
とはいえ、他国よりも鎌倉の理解の方が高くなる可能性は高いとは思う。(分かった気にならず勉強と体験を繰り返すことが重要)
いずれにしも、日本人は自国の理解を深めなくてはいけないのだが、その事実に迫ろうとしている人は殊の外少ないのも事実である、とここに記しておきたい。
さて、今回は久しぶりにFRENCH STYLEの話をしたいと思う。(ここで前回まで何を書いたか全く覚えてないので、慌てて「読む鎌倉シャツ」を振り返ってみる)
おお!なんと最初のFRENCH STYLEを書いたのが2年前の2023年の2月となっていて、この日の最高気温は15度を越えていたようである。
「1993年、鎌倉シャツはBOW BELL’S HOUSEという英国由来のレーベルでスタートした。
シャツの起源は英国にあり、英国紳士であるジェントルマンのスタイルを目指した。
ところが、創業当時に展開される鎌倉シャツのネクタイは国産の柄(今は洗練されたが当時はまだまだだった国産のネクタイ)が中心で、GENTLEMAN’S STYLEを体現するには遠く及ばない現状に、二の足を踏んでいた。
そして、紆余曲折もありながら、創業から数年経った 20年数前に「BREUER」というフランス・ニースで100年以上の歴史を誇る会社のネクタイが入荷することになったのだ。」
(FRENCH STYLE Vol.1 より抜粋)
当時、私は鎌倉シャツではなく某セレクトショップで働いていたのが、この時の衝撃は今でも忘れない。
「BREUERが4,900円で売られているぞ!」
BREUERのネクタイをきっかけに、普段セレクトショップや百貨店でお買い物をしていた高感度の東京・丸の内のお客様は当時まだ知名度の高くなかった鎌倉シャツ・丸の内店に殺到し、同時にシャツの認知度も高まっていった。
あの時のブランディングとしては、こうだったと思う。
「BREUERと一緒に売られているシャツだから間違いない」
もちろん、当時からシャツの品質は小売価格の倍以上はあったのだが、お客様がそれを理解してくださるのは容易ではなかった。
そういった意味で、BREUER社との取引の始まりは売り上げを作ったことだけでなく、シャツをより輝かせることに成功したのである。
そして、鎌倉シャツの企画生産としても、更にBREUERに見合うように商品開発のスピードが飛躍的に増したのだ。
今振り返れば、おそらくこの(BREUERが鎌倉シャツで販売された)時、鎌倉シャツが世界への扉を開けた瞬間だったのだと思う。
ここまで来て、過去のFRENCH STYLEというか、BREUERの振り返りに終始してしまったのだが、新しいスタイリングの話は次回に譲りたいと思う。
つづく
ネクタイ BREUER
9,790円 (税込・参考価格)
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