米所で生まれた300年前の作業着を、現代のビジネスアイテムへ。 Vol.4
亀田縞ネクタイ、本日より販売開始いたします。
皆さま、こんにちは。
いつも新潟店のブログをご覧いただきありがとうございます。
前回は亀田縞ネクタイのコーディネートをご紹介させていただきました。
今回は、コーディネートと亀田縞の魅力をご紹介します。
MADE IN NIIGATA

亀田縞は、新潟市江南区の亀田郷で江戸時代から織り続けられてきた、丈夫で風合い豊かな綿織物です。
家系ごとに異なる縞模様には、それぞれの個性と歴史が刻まれ、今も多くの人々を魅了しています。

かつて一面が芦沼だった亀田郷で、稲作に励んだ農民たちは、泥や水に強い綿織物を生み出しました。
命を懸けた米作りを支える中で育まれた、まさに日本一の米どころが誇る伝統の技術です。

綿糸を密に織り上げた丈夫な生地は、長時間の屋外作業にも耐えるタフさを備え、手先や膝といった擦り切れやすい部位の負担にも強く作られていました。
その耐久性と、独特の縞柄の美しさが高く評価され、現代ではファッションアイテムやインテリアとしても広く活用されています。
風土に根ざす美しいデザイン

色合いは主に藍色を基調とし、生成りや白とのコントラストが際立ちます。(藍染めの藍色には虫除け効果があるとされています。)
藍の深みは使い込むほどに増し、経年変化によって独特の風合いが生まれるのも亀田縞の大きな魅力です。

こうした色彩の組み合わせは、野良仕事の汚れを目立たせにくくしながらも、清潔感と落ち着きを感じさせる絶妙なバランスです。
裏地にはあえてスフォデラート仕様にし、軽やかな仕立てに。伝統の趣を感じさせつつ、肩ひじ張らず現代的なスタイルに自然と馴染む一本に仕上げました。
STAFF SNAP

亀田縞ネクタイ全種:¥8,690(税込)



亀田縞ネクタイはWEBと地元新潟店で数量限定にて販売しております。
ぜひこの機会にお求めください。
最後に
300年前の作業着を、現代のビジネスパーソンへ。
日本各地の豊かな自然の中で育まれ、長く愛されてきた地方産品。
その背景には、卓越した技術と伝統工芸が息づき、それらが融合することで新たな価値が生まれています。
今回含めVol.1~4に渡って新潟県「旧・亀田町(現・新潟市江南区)」で生まれた伝統織物「亀田縞」をご紹介させていただきました。
亀田縞の歴史や鎌倉シャツとの経緯、工場レポについては、下記の関連記事をご覧ください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
新潟店 林
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