米所で生まれた300年前の作業着を、現代のビジネスアイテムへ。 Vol.1
現代に復活した亀田縞ネクタイがいよいよ発売いたします。
いつも新潟店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
突然ですが、本日は新潟の伝統織物について、ご紹介いたします。
亀田縞とは

「亀田縞」をご存知でしょうか。
亀田縞発祥の地、新潟の亀田町はかつて米や梨などの農業や工業の盛んな地域でした。
そんな亀田で生まれた「亀田縞」。
その歴史は元禄9年(1696年)から確認されており、約300年と言われています。
明治10年以降は織物製造を営む機屋が増加し、亀田で作られた生地は新潟に留まらず、東北や北海道までも流通していました。
なぜここまで人気があったのか。
それは亀田縞が持つ、生地の特徴にあります。
亀田縞の特徴
綿100%の生地(一部綿麻も有り)は、触ると独特のざらっとした質感。また紺色が基調でシックな風合いです。
かつて田植えなど、水田に浸かりながら作業をしていた人たちの着物は、水に強くなければいけませんでした。
その為、亀田縞は水に使っても生地の強度が落ちず、縮みにくい組織で織られています。
また、田んぼの中にいる虫から体を守るために、藍で生地を染めていたのです。
そんな米所で働く人たちに愛された亀田縞は戦時中に、一度途絶えます。
かつて栄えた機屋も、現在では新潟県内に2軒となりました。

機屋があるうちに、亀田縞を後世に繋ぎたい。
そのような思いが実り、資料を元に忠実に再現し、亀田縞は現代に復活したのです。
ドライタッチでありながら、綿の柔らかさも同時に感じる生地は、唯一無二の素材です。
亀田縞の生地を使用したネクタイ
米所新潟で発展し、時代に揉まれながら、現代に復活した亀田縞。
その生地を使用した、ネクタイが6月にいよいよ発売いたします。

全6種類
価格:8,690円(税込)
詳細につきましては、是非次のブログもお読みいただければと思います。
GREAT NIIGATA PROJECT、乞うご期待です。
新潟店 田中
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。