鎌倉シャツはシャツだけではなく文化を作っている Vol.2
今回は、鎌倉とニースという姉妹都市の奇跡が産んだといっても過言ではない「ビジネスにおけるマリン・スタイル」についてお話したいと思う。
今、これを書いているのは2024年の2/25(日)の午後である。
たまたま、このシリーズのvol.1が何かのリンクで貼られているのを発見して、続編を書いていないことを思い出したのだが、去年の9月から更新するまで、半年近く空いてしまったことになる。
このシリーズは、「鎌倉シャツが、ただただ安く作れるシャツを作って売っているような方達とは一線を画した企業でありたい」
という趣旨のブログではあるが、シャツを通じて文化的な仕事が出来ればと願っているわけでもある。
さて、前回のブログにも書いた通り、鎌倉シャツが現代のIVY的なボタンダウン・シャツの文化を作っていることは、デイヴィッド・マークスさんの著作『アメトラ』にも記載されている通りである。
書籍 『AMETORA』
2,420円 (税込・参考価格)
鎌倉シャツの物作りの精神が、
アメリカの良質なファッション文化を継承し、
世界から注目されていることが、
本書を読むとよくわかる!
石津祥介、中野香織、山崎まどか、森健、速水健朗、
富沢章夫、ウィリアム・ギブスン、ジョン・C・ジェイ ほか 絶賛!
(上記、『AMETORA』帯文より抜粋)
鎌倉シャツの物作りの精神がアメリカの良質な文化を継承し、世界から注目されていることがよくわかる!
今回は、鎌倉とニースという姉妹都市の奇跡が産んだといっても過言ではない、「ビジネスにおけるマリン・スタイル」についてお話したいと思う。
IVYの文化を纏った鎌倉シャツのボタンダウン・シャツに、南仏・ニースで、エスプリの効いた小粋なマリンを得意とするBREUER社のネクタイを合わせれば、極めて文化的なマリン・スタイルが完成する。
ネクタイ BREUER
9,790円 (税込・参考価格)
ネクタイ BREUER
9,790円 (税込・参考価格)
ネクタイ BREUER
9,790円 (税込・参考価格)
私はこれほど簡単で、誰でも似合い、美しくビジネスシーンを彩ることの出来るスタイルを他に知らない。
コーディネートはネイビー・ジャケットにグレーかベージュ系のパンツを用意すれば良いのである。
極めて、簡単であるものの、シンプルで美しい、まさに鎌倉とニースという(文化)都市同士が生んだ「文化的なコーディネート」と言えると思う。
文化とはなんだろうか?
自然、土地、歴史、哲学、芸術、想像力、背景、など浮かぶが、CULTUREの和訳を文化とするならば、cultivate「土地を耕す」という意味が根っこにありそうである。
美しい自然環境に人間が手を加え(耕す)、より使いやすく洗練された場所や事象などに昇華させていくことなのではないだろうか。
お寺は山を切り開き、その地形を生かしながら人間の修行、安らぎや救いの場となるように耕され、文化となった。
湘南のビーチカルチャーも同様で、美しい地形を生かしながら、人間の持つ叡智によってマリンスポーツや、憩いの場となるように耕されたというわけである。
すなわち、cultivateをすることによって、CULTUREとなったわけだが、日本語では耕すよりも、「掘る」(dig)という言葉の方が分かりやすいかもしれない。
点を決めて、掘り(dig)続ける、その結果文化的な物が生まれていくのである。
鎌倉シャツでは、もう一人の創業者でもお馴染みの貞末タミコが鎌倉を基点に南仏・ニースを掘り続けたことによって、現地にも点が出来て、鎌倉とニースは繋がり、線となった。
鎌倉シャツだけが持つ前述の「文化的なコーディネート」というスタイルが誕生したのである。
当たり前だが、文化は、お金で買えるものではない。
文化を作るのには、膨大なエネルギーと時間を要する。
そして、誰もが文化を作れるわけではない。
他にも、鎌倉シャツにはたくさんの文化的な背景があるが、このシリーズを通じて幅広くお伝え出来たらと思う。
それでは、また。
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