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COAT COLLECTION 2023-24 Autumn / Winter③

複数週にわたりお届けする、今季のCOAT COLLECTIONのご紹介。 第3弾は、Down Chester Coat / ダウンチェスターコートをご紹介いたします。ブログ後半の連載コラム【洋服雑学 in Shinjyuku】では、本コートのディテールのひとつ「ラグランスリーブ仕様」について深掘りいたします。

2023.12.04 ブログ

皆さま、こんにちは。

新宿店のメインライター、イガラシです。
いつも当店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

筆者、最近「ジンレモン」というカクテルにハマっておりまして、専ら家で作っては呑んでいます。

作り方は至って簡単で、ジンとレモンジュースを用意するだけ。

メジャーなジントニック(ジン+トニックウォーター)やジンバック(ジン+ジンジャーエール)をも凌駕する、″洗練された口当たり″がなんとも奥ゆかしく、ジン〇〇界隈のニューカマーとして是非ともおすすめでございます。

さて、小劇場『バーテンダーなりきりTIME』が終演したところで、本日の本題にまいりましょう!(ところで″洗練された口当たり″とは??)

本日は、複数週にわたりお届けする、今季のCOAT COLLECTIONをご紹介。

第3弾は、Down Chester Coat / ダウンチェスターコートをご紹介いたします。

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ブログ後半の連載コラム【洋服雑学 in Shinjyuku】では、本コートのディテールのひとつ「ラグランスリーブ仕様」について深掘りいたします。

ショップブログの枠組みを超えて、「読み物」としても愉しんでいただけるコンテンツを新宿店より発信していく本企画。

是非こちらも合わせてご覧くださいませ。

さて、そろそろ本題にまいりましょう!

今回ご紹介するコートはこちら!

ダウンチェスターコート

Down Chester Coat / ダウンチェスターコート:ZODN12_19 ¥49,500(税込)

世界のトップメゾンが認める第一織物の※「DICROS」素材を使用したダウンチェスターコート
高度な織物技術が可能にした高密度素材は、軽量性・保温性、その両方を兼ね備えています。

※第一織物 DICROS生地。

しなやかに軽く、ダウンプルーフ性にすぐれる素材です。
隙間なく緻密に織り上げられた高密度タフタ生地が、高い気密性を保ちます。
リサイクルポリエステル再生糸100%を使用した、環境配慮型素材です。

"Made in Japan"の生地

匠の織物技術が可能にした、高機能なポリエステル素材を使用。
横糸に細い繊維を束ねた糸を使用し、高密度に織り上げた撥水性を兼ね備えた素材です。

コート界の二刀流を越えた三刀流選手!?

ところで皆さま、「ダウン」と聞くと少々カジュアルな印象がございませんか?

しかし、こちらのダウンチェスターコート、正真正銘ビジネスシーンに相応しいアウターでございます。

まず、表地には光沢を抑えたマットな質感の超高密度ポリエステル生地を使用しており、保温性・撥水性に優れていながら、都会的な見た目を実現しております。

また、裾元や袖元までしっかりとダウンが入っているため、秋から冬本番まで長いシーズン暖かくお召しいただけます。

ビジネスでもカジュアルでも使える汎用性があり、軽やかな生地感とゆとりのあるシルエットのおかげで、スーツの上に着ても着膨れしません。

後ろ身ごろは※ラグランスリーブ仕様のため、動きやすく快適な着用感です。
※コラムにて詳細後述

「真冬でも通用する保温性」「ダウンならではの軽やかさ」「スマートな見た目」の三拍子が揃った、まさにコート界の二刀流を越えた三刀流選手

完全無欠の死角なしコートでございます。


そして、こちらのダウンチェスターコート、弊社で7年続く人気企画「俺たちの勝手に名品 THE BEST 20」内のニット & コート部門、ランクインアイテムとなっております。

俺たちの勝手に名品 THE BEST 20

サイズ表をお確かめの上でのご購入がおすすめ。その理由とは?

そしてこちらのコートですが、ゆとりのあるシルエットのため、サイズ表をお確かめの上でのご購入がおすすめです。

こちらの商品に書いていただいたレビューにサイズ感の実体験がございましたので、ご紹介させていただきます。

ダウンライナー付きコンバーチブルコートが発売されて飛びつきましたが、スリムな着心地と暖かさに大満足。 撥水性も高く重宝しています。 そこで、もう少しゆったりしたコートとして、新商品のダウンチェスターコートを購入。 スタイルはゆったりとしたAラインが素晴らしい。 ただ普段Lサイズの私ですが、このコートはMサイズがピッタリ。 サイズに要注意です。

引用元 | DICROS ダウンチェスターコート - REVIEWS この商品のレビュー

こちらのレビューのように、普段のサイズよりワンサイズ下げてお召しいただくのがおすすめですので、是非店舗でご試着いただければと思います。

レビューを書いてくださったお客様、分かりやすい詳細なご説明ありがとうございます!

【洋服雑学 in Shinjyuku vol.2】

続いては、連載コラム【洋服雑学 in Shinjyuku】

今回は、本コートのディテールのひとつ「ラグランスリーブ仕様」について深掘りいたします。

少々ニッチな内容になりますが、是非最後までお付き合いくださいませ。

それでは早速まいりましょう!

ラグランスリーブの本質理解

ところで皆さま、「ラグランスリーブ」という言葉をご存知でしたでしょうか?

その言葉に馴染みがないという方も、実物を見ればどういった仕様のものなのかをお分かりいただけるかと思います。

ラグランスリーブとは、肩から袖が1枚の生地でつながっているタイプのトップスであり、袖の部分が首回りから斜めに縫い付けられた袖の形状を表すものです。

一般的なタイプの洋服に比べ肩の付け根ラインがないため、「肩幅を気にすることなく着られる」「肩や腕が動かしやすい」などの理由で非常に人気のあるデザインです。

肩がストンと落ちるので、最近人気のビッグシルエットアイテムにもラグランスリーブが使われていることも。

探してみると、意外とお持ちのアイテムにも採用されている可能性が高いです。

ラグランスリーブの歴史と肖像

ラグランスリーブの歴史はとても古く、時代は1853年のクリミア戦争にまで遡ります。

ナポレオンがイギリスなどの連合軍と戦って敗れてしまったことでも有名な、1851年に起きたワーテルローの戦い。

その戦いに参戦したイギリス軍・ラグラン将軍が戦いの中で右腕を失ってしまったことから、その後のクリミア戦争の際、負傷兵が脱着しやすく袖ぐりが深くゆとりのある服として考案したのが、ラグランスリーブの始まりと言われています。

ラグランスリーブの洋服を初めて作った英・老舗ブランドとは?

そんなラグランスリーブの洋服を初めて作ったのは、トレンチコートなどでおなじみの英・ロンドンにある高級被服老舗ブランド、アクアスキュータム

コートやジャンパーといったアイテムにも、このラグランスリーブデザインのものを見かけることができるのがうなづけますね。

【じゃない方芸人】セットインスリーブ

それではラグランスリーブではない、「一般的な袖付けはなんぞや?」という感情が湧いておられる読者の皆さま。

大変お待たせいたしました。いや、お待たせし過ぎたのかもしれません。

その名(めい)は、「セットインスリーブ」でございます。

皆さまが良くお持ちであろう服をはじめ、特殊なデザインでない限り、ほとんどの服はこちらの「セットインスリーブ」と呼ばれる袖形状が採用されています。


「ラグランスリーブ」と見分けるポイントは、袖生地と身頃の生地の縫い目が、「肩から脇」にかけてほぼ垂直にまっすぐ入っていること

筆者のシングルスーツ・ダブルスーツを例に、その仕様をご確認ください。

シングルスーツ

ダブルスーツ

2枚の画像のように「セットインスリーブ」は、人間が手を下ろした姿勢に合わせた形状なため、余計なシワがつきにくく、シルエットを綺麗に保つことができます。

ただ難点といえるのは、肩が合わないとやや見栄えが悪くなってしまう点。

肩幅が極端に広かったり、また狭かったりする方はサイズ選びが難しく感じる場合もあるケースがございます。


ちなみに、よくある間違った認識として「袖の色が切り替わっているのがラグランスリーブなのでは?」というものが挙げられます。

たしかに、こういったTシャツは結果的に切り替えがラグランになっているケースが多いのですが、色ではなく「袖の付け方」がラグランスリーブになっているかどうかを、「ラグランスリーブ警察」として見極めていただければと思います。笑

では、本コラムの要約です。

ラグランスリーブ

首回りから脇にかけて袖の切り替えがある袖の形状。
肩と袖が一体となっているため肩が動かしやすいのが特徴。
肩の付け根ラインがないため、肩幅を気にすることなく着られ、肩や腕が動かしやすい。

セットインスリーブ

肩から脇にかけて袖の切り替えがある袖の形状。
一般的な袖で多くの服に採用している。
肩のラインを最もきれいに見せてくれる袖形状。

完全無欠の死角なしコートのすゝめ

いかがでしたでしょうか?
今回も最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

今回のブログでは、ダウンチェスターコートのご紹介、また連載コラム【洋服雑学 in Shinjyuku】では、本コートのディテールのひとつ「ラグランスリーブ仕様」を深掘りさせていただきました。

ぜひ店頭にて、「真冬でも通用する保温性」「ダウンならではの軽やかさ」「スマートな見た目」の三拍子が揃った、コート界の二刀流を越えた三刀流選手

完全無欠の死角なしコート
を実際に羽織ってお試しくださいませ。

皆様のご来店、心よりお待ちしております。

それでは。

MEN'S新宿店 五十嵐

ダウンチェスターコート DICROS

49,500円 (税込・参考価格)

ダウンチェスターコート DICROS

49,500円 (税込・参考価格)

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