COAT COLLECTION 2023-24 Autumn / Winter②
複数週にわたりお届けする、今季のCOAT COLLECTIONのご紹介。 第2弾は、Chester Coat / ウールカシミヤチェスターコートをご紹介いたします。また、ブログ後半に連載コラム【洋服雑学 in Shinjyuku】を新設。ショップブログの枠組みを超えて、「読み物」としても愉しんでいただけるコンテンツを新宿店より発信してまいります。
皆さま、こんにちは。
いつもMEN'S新宿店のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、複数週にわたりお届けする、今季のCOAT COLLECTIONをご紹介。
第2弾は、Chester Coat / ウールカシミヤチェスターコートをご紹介いたします。
また本ブログより、【洋服雑学 in Shinjyuku】と題し、洋服雑学コラムをブログ後半に新設し連載してまいります。
ショップブログの枠組みを超えて、「読み物」としても愉しんでいただけるコンテンツを新宿店より発信していく本企画。
是非こちらも合わせてご覧くださいませ。
さて、そろそろ本題にまいりましょう!
今回ご紹介するコートはこちら!
Chester Coat / ウールカシミヤチェスターコート
Chester Coat / ウールカシミヤチェスターコート:ZGDN25_A1 ¥57,200(税込)
※昨年発売した(ZGDM24)よりも3cm着丈を長く設定した仕様です。
メルトン調の起毛感が特徴の、正統にして王道なチェスターコート。
鎌倉シャツらしくクラシックな雰囲気が漂いつつも、すっきりとしたシルエットでモダンな雰囲気に仕上がっております。
厳選したカシミヤをブレンドしているため、保温性だけでなく、高貴な光沢感と滑らかな肌触りを持った贅沢な逸品に仕上がっており、スーツスタイルやジャケパンスタイルなどと合わせたビジネスシーンに相応しい、至高のマスターピースです。
そして、こちらのチェスターコート、弊社で7年続く人気企画「俺たちの勝手に名品 THE BEST 20」内のニット & コート部門、ランクインアイテムとなっております。
ロングコートならではの重厚感を生かした精悍な装いのすゝめ
スタイリングは、ロングコートならではの重厚感を生かしたクラシカルな雰囲気に纏めるのがお勧めです。
チェスターコートのクラシカルな佇まいに合わせ、トーン・オン・トーンを意識するとコートの上質さがより引き立ちます。
筆者は、クレリックのロンドンストライプシャツに大柄の幾何学模様ジャガードタイを合わせ、トレンドを捉えながらも、昨今のクラシック回帰の流れに潮流を合わせた装いに纏めました。
ちなみにシャツ・タイ・スーツ・コートで、身体の外側のアイテムを「色相・明度・彩度」の三属性で少しずつ淡くするグラデーションにすると、落ち着きと纏まりを両得でき、精悍な秋冬のレイヤードスタイルに昇華することができます。
立体的なラペルを演出する、精緻な運針(ステッチ)。
贅沢にキュプラ100%の裏地を使用。
スーツも太めのピッチなヘリンボーンで、とことんクラシカルに。
【洋服雑学 in Shinjyuku vol.1】
今回より連載開始のコラム【洋服雑学 in Shinjyuku】。
初回のテーマは、「チェスターコートの歴史」について紐解いていきたいと思います。
それでは早速まいりましょう!
今回ご紹介した「チェスターコート」は正装用コートで、最も格調高いコートといわれています。
ちなみに「チェスターコート」という名称は略称であり、正式名称は「チェスターフィールドコート」。
これは、1830年代に当時のイギリスにおいて洒落者として広く知られていた、イギリスの6代目チェスターフィールド伯爵 ジョージ・スタンホープが初めて着用したことから、この名が付けられた説が有力です。
色はブラック・チャコールグレー・ダークネイビーの暗色系で、カシミアなどの上質な生地を使い、前立てはシングルブレステッドのノッチドラペル。
3つボタンのフライフロント(隠しボタン式)で、ウエストをジャケットのように綺麗に絞り、モーニングコートをはじめとした、後ろのテールがしっかりと隠れるほどのロング丈の物が本格的なものといわれています。
お気づきでしょうか?
実は、今「チェスターコート」と言われているものは、実際には当時の正式な「チェスターフィールドコート」ではなく、上襟のベルベットやフライフロントなどのディテールを廃した、カジュアルダウンした「チェスターフィールドコート」なんです。
冠婚葬祭などの儀式や、パーティのようなフォーマルな機会に着用するドレッシーな表情を持つコートを総称してフォーマルコートと呼んでいますが、これに最も値するコートが「チェスターコート」。
また、その上品な見た目がスーツともよくマッチするため、ビジネススタイルで使えるコートとして定番的なポジションを確立しています。
それに加えて、カジュアルスタイルでも違和感なく使える懐の深さがあるため、まずコートをお求めいただくならチェスターコートを強くお勧めいたします。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回のブログでは、チェスターコートのご紹介とスタイリング、また今回より連載のコラム【洋服雑学 in Shinjyuku】では、チェスターコートの歴史を深掘りさせていただきました。
ぜひ店頭にて、その秀逸な着心地と風合い、またその重厚感とクラシカルな佇まいを、英国紳士になられた気持ちで実際に羽織ってお確かめいただければ幸いです。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
それでは。
MEN'S新宿店 五十嵐
ウールカシミヤチェスターコート
57,200円 (税込・参考価格)
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