『Mr.IVY』出版記念パーティー開催|くろすとしゆき氏が紡ぐIVYの記憶と未来
2025年7月某日、東京會舘にて、くろすとしゆき氏の『Mr.IVY』出版記念パーティーが華やかに開催されました。 当日は、思い思いのIVYファッションに身を包んだくろすさん縁の方々が多数参加されました。
偶然がつなげた再会と新たな出会い
ことの始まりは、とある会合で虎屋の黒川会長に「くろすさんが、黒川さんに会いたがってますよ!」とお話をしたのがきっかけです。
黒川さんは大学生の頃、くろすさんのショップ「クロス&サイモン」に通い、ファッションの薫陶を受けていたのです。
私は、世代がちょっと違うのですが、くろすさんがVANジャケット時代に、母が秘書をやっていて可愛がってもらっていたというご縁で、くろすさんには母娘でお世話になっておりました。
そんなことで、くろすさん、黒川さん、私の3人で広尾のレストランでランチをしました。 そうしましたら、たまたま45rpmの高橋社長と井上副社長が同じ場所でランチをしていました。
なんと、高橋社長が黒川会長と旧知の間柄だったこともあり、皆でくろすさんのお話をじっくり聞いてみたいということになりました。
そしてお話を伺っているうちに「この話は後世に残すべきだ!」と盛り上がっていったのです。
日本のIVYスタイルを築いた人物、くろすとしゆき氏
くろすさんは90歳になっていました。
それでも、若い時からの記憶は鮮明で、
「戦後の進駐軍のファッションに憧れた。ボタンダウンって何だ?見たこともない洋服をイメージして仕立て屋に作らせた。」そんなことを次々におっしゃいます。

1965年にアメリカの東海岸に行き、IVYリーガーの大学を回って、当時の大学生のファッションを写真に収めて、それを参考に、日本風IVYファッションを確立した、まさに当事者のくろすさん。
今、世界でIVYブームが再燃していますが、それは日本で確立したIVYスタイルへのリスペクトが根底にあります。
この『Mr.IVY』は、くろすさんの遺言とでもいうべき大切なものとなりました。

盟友テリー伊藤氏との再会|昭和を彩った思い出
「夏の暑さに老体はこたえるよ」「早くお迎えが来ないかと思ってるんだ」そんなことをおっしゃいながら、出版記念パーティーでのくろすさんは、とても嬉しそうでした。

盟友のテリー伊藤さんも駆けつけて下さいました。テリーさんとくろすさんは、幻の番組「浅草ヤング洋品店(通称アサヤン)」でご一緒していました。
今では放送出来ないような企画満載で、「ヒッピーでヤッピー」なんて最高でした。昭和ですね、今なら完全にコンプライアンス違反です。。
そんなエピソードも全て『Mr.IVY』に収まっています。
ジャズとともに彩られたIVYの空間

そして、IVYには欠かせないジャズの演奏は、ジェントル久保田さんとFORESTバンドの3人が担当して下さいました。
会場が一気にIVYムード満載になり、参加した皆さん、大喜びでした。カッコ良かったです。久保田さん、皆さん、ありがとうございました。


くろすさんは、今年91歳。まだまだお元気で長生きして頂けますように。
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書籍 『Mr.IVY』
11,000円 (税込・参考価格)
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