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FRENCH STYLE Vol.5

オンライン限定で、パリコレクションのシャツが発売になった。そこで、今回のFRENCH STYLEの中でその内容について深掘りし、改めてお伝えさせていただきたいと思う。

2025.02.18 貞末哲兵コラム


今これを書いているのは自宅の一室で、2025年の2/7(金)の8:30を少し回ったところだ。
この後、数件のアポイントがあったり、夜は鎌倉市観光協会の集いに参加することになっている。

さて、皆さんお待ちかね(?)のFRENCH STYLEの第5回目をお届けしたいと思う。

オンライン限定で、パリコレクションのシャツが発売になった。




そこで、今回のFRENCH STYLEの中でその内容について深掘りし、改めてお伝えさせていただきたいと思う。


なぜ今パリなのか?

その理由は、「社会的潮流」を意識していることに他ならない。

ファッション業界で働いている人で、社会的潮流を無視している人はいないと思うのだが、服の仕事をする上で最も大切なポイントであり続けるのが、ソーシャル・ストリーム(社会的潮流)を意識することである。

世の中の変化をいち早く見抜き、適切なタイミングで商品を供給するマーチャンダイジングに直結するセンスの部分が、このソーシャル・ストリームを意識することにある。

さて、実際に商品を見てみると、一見何の変哲もないシャツに見える。
しかし、まず生地の輝きと美しさが尋常ではないことに気付く。
なんと、この生地は鎌倉シャツが世界に誇る唯一無二の素材400番手を使用しているではないか!




大道 「哲兵さん、パリのイメージを日本製に落とし込み、究極の生地を使うことで、世界に現存するシャツの中でナンバーワンを目指しました。」

気合いの入った目で語る大道であったが、それにしても400番手を使うとは恐れ入った。




哲兵 「400番手は日本はもちろん、世界でもまだまだ知られていない究極の生地だよね。だからこそ、ここで素材のアピールもしたかったのかな?」

大道 「はい、アピールはもちろんなのですが、僕は常に世界一を目指しております。また、400番手はパリモデルのエレガントな雰囲気にピッタリですよね。」




「世界一を狙う」
私が常に思い、言い続けた言葉だったが、今まで社員から言われたことはあまりなかったように思う。

私としては400番手ではなく、通常の生地を使ったパリモデルでも十分魅力的であると思っていたのだが…

いずれにしても、素晴らしいシャツが出来上がり、そのサイズフィット、襟の開きの角度、どこをとっても癖がなく、中庸の雰囲気に仕上げられている。

中庸、というのはなかなか表現が難しいのだが、イギリスほど堅さはなく、イタリアほど開放的ではない、といったことから、ファッション業界ではパリを評してしばしば表現される言葉である。

今の時代、ソーシャルストリームの流れからは、そんな中庸な服が求められるのではないだろうか。

イギリス的な堅苦しい服、イタリアのような派手な服、それよりも柔らかさを残しながら、際立った癖のないシンプルで美しい服…

それこそがパリコレクションの全てであり、細かいディティールよりもその中庸でシンプルなシャツを着て、今の時代の気分を存分に味わっていただきたい。
そんな思いで、鎌倉シャツのパリモデルは作られたのである。


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19,800円 (税込・参考価格)

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さて、今回は久しぶりにFRENCH STYLEの話をしたいと思う。

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