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鎌倉シャツについて VOL.6

今週は、大反響をいただいております パターンオーダーシャツについてお話しさせていただきたいと思います。

2024.04.10 ブログ

いつもこちらのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

今週は、大反響をいただいております

パターンオーダーシャツについてお話しさせていただきたいと思います。



実はパターンオーダーシャツについてお話しするのは今回が初めてではなく、

調べてみましたら今年の1月にも書いておりました!



しかし、世間では「オーダーシャツ」や「オーダースーツ」の業態が増え続け、

どこもかしこも「オーダー」です。

なぜ各社競って「オーダー」の事業に力を入れるのでしょうか。

もちろん、「人気がある業態で儲かる」ということなのでしょうが、

「受注生産なのでロスが出ない」というのが主な理由と思われます。



企業は余計な製品在庫を持たなくても、

オーダーなら無駄な物作りも減りますし、

昨今叫ばれているSDGs的に見ても、

今の時流にあった商売と言えるかもしれません。


企業側はリスクがなく、

世間的にも聞こえがいいということですね。

そこで、私が気になるのは

「そのオーダーがお客様のためになっているのか」

という一点に尽きます。 


企業のリスク、無駄なもの作りをしないSDGsの観点は、

その企業ごとに考えればいいわけですが、

大切なのは商業の精神があるかないかだと思います。

「商業の精神」とは優れた品でありながら、

お買い得であることで、

お客様の役に立ち社会に貢献するという精神のことです。



一般的には「オーダー」という言葉を聞くと、

それだけですごいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

そのクオリティは千差万別です。

特に最近目立ってきてしまっているのが、

品質のあまり良くない、

見せかけだけのオーダーシャツやスーツを取り扱う業態です。


それらの存在を否定はしませんが、

消費者側は品質をよくチェックしていただきたいと思います。

シャツは、「生地、型紙、縫製で決まります」

それは、既製品でもオーダーでもどちらでも同じです。

生地、縫製はある程度見た感じでお分かりになる方も

いらっしゃるかもしれんが、

「型紙」はパッと見では分かりません。



オーダーではなく、既製品であっても綺麗にたたまれている状態では、

パターンの良し悪しの判別は出来ません。

シャツはオンラインでは試着も出来ませんので

(店頭でもシャツの試着は難しいです)

インフルエンサーを使ってマーケティングしたり、

「オーダー」と謳い、過剰な宣伝が有用なアイテムであるのは事実です。



型紙は、シャツを着た時の美しさと、着心地にダイレクトに反映します。

正しい型紙がなければオーダーシャツ(既製品も)は作ることが出来ません。



寸法や数字だけの辻褄を合わせても、

型紙が良くなければ不恰好なシャツが仕上がります。


また、寸法を合わせただけのバランスを失っているシャツは、

美しくないだけでなく、着心地も良くないのです。

良い型紙で作られたシャツは、

寸法をいじってもバランスを失うことがありません。

 
また、寸法をいじった際にもバランスが良くなるように

設計、計算されているのが良いオーダーシャツです。

鎌倉シャツの型紙は、

現代の名工(あのすきやばし次郎の小野氏も現代の名工です)も

受賞された*柴山 登光先生と、

30年近くに渡りお客様と向き合ってきた

鎌倉シャツの物作りの哲学が融合されたものです。

また、一度型紙を作ったから終わりではなく、

日々研究を重ね、

誰にも気づかれないレベルの微修正を繰り返しながら、

常に進化しているのです。

この型紙があるからこそ、世界中から集められた一級品の素材、

世界レベルの日本製の技術が生きてくるのです。

(それぞれ型紙同様、常に進化の可能性を追っています)


一人でも多くの方に、本物のオーダーシャツを体感していただきたい。

ただそれだけの思いです。


是非お試しくださいませ。

貞末 哲兵

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