「鎌倉シャツの入社式」と「桜ハンカチ・プロジェクト」
今回は、4月に行われました2つのイベント「鎌倉シャツの入社式」と「桜ハンカチ・プロジェクト」についてレポートさせていただきます。
いつも鎌倉シャツをご愛顧いただきありがとうございます。
今月は寒い日もありながらも、各地で美しい桜が咲き、いよいよ本格的な春の到来といった感じですが、いかがお過ごしでしょうか。
ここ鎌倉では、今年も美しく桜が咲き、儚くも散ってはしまいましたが、早くも次の紫陽花や新緑などのシーズンに向かって、植物達の準備が始まっているところです。
さて、今回は、先日行われました「鎌倉シャツの入社式」と「桜ハンカチ・プロジェクト」についてレポートさせていただければと思います。
古我邸 で行われた「鎌倉シャツの入社式」
4月1日は、多くの企業様でも入社式が行われていると思いますが、鎌倉シャツでは鎌倉の三大洋館の一つである「古我邸」で行わせていただきました。
三大洋館は、古我邸の他に「鎌倉文学館」や「旧華頂宮邸」がありますが、
鎌倉における西洋館建築のきっかけとなったのは、江戸時代末期に日米修好通商条約をはじめとして諸外国と締結した、いわゆる「安政の五カ国条約」により、横浜の居留地に住む外国人が、避寒、避暑、海水浴ができるリゾート地として鎌倉に訪れるようになった事に始まります。
「鎌倉」といえば、源頼朝・北条家・禅宗などで広く知られていますが、西洋風建築をはじめ、たくさんの教会があり、和洋折衷の文化がミックスされているのです。
1889年(明治22)にJR横須賀線が開通すると、皇族や華族、富裕層が競うように洋風建築の別荘を建てたことで、鎌倉は一気に西洋館が建ち並ぶ美しい別荘地となりました。
古我邸もこうした時代の中で、三菱合資会社(後の三菱財閥)の専務理事兼管事をしていた荘清次郎(しょうせいじろう)の別荘として、旧三菱銀行本店や丸ノ内ビルディングの設計を行った桜井小太郎が実に15年の歳月を費やして1916年(大正5年)に完成させ、内閣総理大臣を務めた濱口雄幸や近衛文麿が三菱から建物を借り受け、別荘として利用していたという記録が残っています。
その後、日本が世界大戦へと傾斜していく1937年(昭和12)に、日本土地建物(株)の経営者であった古我貞周氏が取得して以来、鎌倉では「古我邸」という呼び名で親しまれてきました。(※一部、古我邸ホームページより抜粋)
そして、鎌倉シャツの入社式が、この由緒ある古我邸で行わせていただくことになった理由については下記にございます。
① 新入社員に特別な体験をしてもらいたい
鎌倉シャツの創業者である貞末良雄は「体験、体感こそが全て」と常々言っており、入社早々スペシャルな体験をしてもらいたいという思いがありました。
「オリジナルティー溢れる鎌倉シャツの入社式」はインスタグラムのリール動画でも、40万PV以上を記録することが出来たのです!
この数字は、基本的に広告宣伝を行わない鎌倉シャツにとって驚異的な数字となり、思いを持った特別な事柄は世の中に伝わることが証明されたのではないかと思っています。
② 鎌倉シャツは鎌倉で生まれ、鎌倉が私達を育ててくれたから
鎌倉シャツの創業者の1人である貞末タミコが残した文章で、現在もJR鎌倉駅や江ノ電鎌倉駅の看板にも掲示させていただいていますが、
鎌倉の地を新しい社員が全身に感じることの大切さや、この土地に少しでも貢献し、恩返しをさせていただきという思いがあります。
③ 鎌倉シャツは鎌倉シャツであることにこだわる
鎌倉シャツは他の企業と違うことをいかなる場面においても表現したいと考えており、それはビジネス・モデルだけでなく全ての行動に集約されるからです。
来年以降も、鎌倉の古我邸で一生に一度だけの入社式を行わせていただければと思いますが、新入社員にとって特別な思い出になることを願っております。
鎌倉市の小学生たちと「桜ハンカチ・プロジェクト」
そんなわけで、鎌倉シャツだけの、鎌倉シャツによる、鎌倉シャツのための入社式を行わせていただいたわけですが、今号においてもう一つお伝えしたいと思っているのが鎌倉シャツの「桜ハンカチ・プロジェクト」です。
このプロジェクトは、鎌倉市の小学5年生を対象に、落ちてしまった桜の花びらを集め、色素を抽出し、タオル・ハンカチを美しく染め上げていくものです。
鎌倉シャツでは、コロナ以降定番化したボタニカル・ダイのプロジェクトを地域貢献に繋げていく試みです。
そして、翌年の彼らの卒業式(全16の小学校対象)に鎌倉シャツから「桜で染めたタオル・ハンカチ」をプレゼントさせていただきました!
この「桜ハンカチ・プロジェクト」は、今年からスタートさせていただくことになりましたが、鎌倉シャツの鎌倉事業構想室・室長である宮崎が中心となって活動して参りましたので、是非とも彼のレポートを顧客の皆様にご覧いただければと思います。
▼レポート「SAKURAのハンカチプロジェクト」ができるまで。
https://yomukama.shirt.co.jp/1748
そして、今回も最後までご覧くださり、ありがとうございました。
次回もこのコラムでお会いすることを心より楽しみにしています。
タオルハンカチ ボタニカル染め
1,100円 (税込・参考価格)
※販売中の桜ハンカチは、プロジェクトネームなしの通常版です。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。