新潟から日本製を見る 見附シャツ
繊維産業が集まる新潟から、今回はシャツ生地の紹介です。
いつも新潟店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
早いもので新潟店は3度目の春を迎えました。
新潟製の商品も亀田縞のネクタイやハンカチ、五泉市のニットとバラエティーに富んできました。
さて今回は新作、見附シャツのご紹介です。
店長の田中が現地に赴きましたので、現場紹介も併せてお伝えいたします。
「見附」と聞くと、何となくニットを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
見附は日本でも有数のニット産地で、弊社も長きにわたってお世話になっております。
しかし今回は編み物ではなく、織物でお世話になりました。
まず歴史の話からさせていただきます。
見附は江戸後期から明治時代にかけて、綿織物の産地として全国に知られていました。
時代の移り変わりとともに見附の繊維業は新しい技術を導入し、ニットの生産地として名を馳せることとなったのです。
元は機屋であり、繋いできた職人魂がニットの確固たる地位も築き上げたといっても過言ではないと思います。
さて、そうしてニットの産地として栄えている見附ですが、先述の通り見附には機屋魂が根付いているためか、織物の腕前もかなり素敵で独自の技術を生かした生地の開発も行っています。
今回生地を作成いただいたのは浅記株式会社さまで、明治2年に創業の老舗生地メーカーです。
以前は見附に数百社あった機屋も現在では3社ほどという現実の中で、常に生地の開発に向き合われています。
工場に伺ったのは7月下旬のことだったので、クーラーも効かないほどの気温の中で機械が動き続けていました。
圧巻の広さとレトロな織機たちにいくら見渡しても興味が尽きません。
工場内では様々な生地を織っていましたが、仕上げは種類によって変えたり、通常の工程の倍ほど手間暇をかけて仕上げる生地もあるなど、なかなかのこだわり具合です。
触ってみると納得の肌触りでした。
そのような工場で作られた生地を使ったのが、新作のスペック染めの開襟シャツです。
スペック染めとは、細かな染料の粒子を職人さんが手作業で染める技法で、新潟に伝わる技術です。
スペック染めの特徴は、ヴィンテージデニムのような味わいのある生地に仕上がることです。
スペック染めシャツは二種類ご用意しています。
一つ目は半袖の素材が綿麻で、ざらっとしたドライタッチな仕上がりです。スペック染めの奥行きのある染め上がりを存分に楽しむことができます。
スペック染めシャツ(綿麻半袖)
もう一点は綿100%の長袖です。チェックですが年齢問わず着ていただけるような落ち着いた仕上がりとなっております。通常のチェックより深みをより感じていただける色合いです。また、こちらはややシボ感があり、軽さと綿の柔らかさを感じていただけるシャツに仕上がっております。
スペック染めシャツ(綿長袖)
サイズはメンズ用ですが、女性が着ても素敵ですので、是非店頭にてご覧ください。
取扱店舗は新潟店、鎌倉本店、WEBの3つのみでございます。
ニットや亀田縞以外にも新潟における繊維産業の魅力はたくさんあります。今後もお伝えしていければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
新潟店 田中
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