スーツオーダーを嗜む vol.13 【SMITH WOOLLENS】
今回はイギリス生まれの堅実派「SMITH WOOLLENS」のご紹介です。
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皆様、こんにちは。
MEN'S神戸北野坂店の前田です。
この記事が公開されることろには日本各地の鎌倉シャツ店舗で、オーダースーツのトランクショーが既に行われていたり、はたまた会期中だったりするかもしれません。
私も京都店で開催されていたトランクショーに参加させていただきまして、
フィッターとしてお客様との出会いを楽しみつつ、おススメの生地を毎日確認している次第です。
今回はイギリス発祥の堅実派である「SMITH WOOLLENS」をご紹介です。
SMITH WOOLLENS 【スミス・ウーレンズ】
「WOOLLENS」という文字を打ちむたびに、「OとLの数は何個だったかな?」と確認してしまう話はさておき、1921年にイギリス・ロンドンで創業したこちらのミルは、元々生地卸業者があつまる「ゴールデン・スクエア」という場所を本拠地にしていました。
時代が進むにつれ北欧やアメリカ市場にも評判が広まっていき、弊社でも展開しているイギリス最大のマーチャントグループである「ハリソンズ」の傘下に入ったのが2014年。
実は春夏コレクションでも展開しており、ブリティッシュの文字通り堅実ながらも最高級の生地が並びます。
この秋冬ではその中から最高級シリーズの「BOTANY」が入荷しております。
メリノウールの最高峰、【BOTANY】(ボタニー)

「ボタニー」という名前の由来は、この生地に使われている「ボタニーウール」です。
もっと深堀するのであれば、オーストラリアで採れるメリノウールのうちの最高級クラス。
こちらを輸出する場所が「ボタニー港」という場所だとか。
少し話が逸れましたが、生地のご紹介です。
デザインは非常にオーソドックスで
イギリスらしいグレンチェック

ベーシックながらも品格を感じる光沢の
ツイル

スーツ好きには1着持っておいてほしい
チョークストライプ

などなど、さまざまにご用意しております。
今の生地はほんの一部ですが、すべてに共通しているのはしっかりとした重厚感に、最高級ウールの滑らかさ(ヌメ感)が非常に秀逸であること。
春夏の「アバカス」はイギリスらしい強撚糸(しっかり撚ったザラっとした生地)だったのですが、秋冬ではまた違った表情を見せてくれます。
最後に
いかがでしょうか。
老舗ミルが提供する最高峰ウールの「ボタニー」シリーズ。
じつはこちら、スーツ上下で「¥132,000」(税込み)という驚愕のプライス。
オプション料もやはり付きません。
まさに「ジェントルマン」を感じることのできる生地となっておりますので、
ご興味ある方は是非神戸店へ足を運んでみてください。
それでは。
MEN'S神戸北野坂店 前田
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