スーツオーダーを嗜む vol.12 【PIACENZA】
知る人ぞ知るPIACENZA(ピアチェンツァ)をご紹介です。
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皆様、こんにちは。
MEN'S神戸北野坂店の前田です。
今回は2025AWのスーツオーダー生地紹介の第1回目。
知る人ぞ知る老舗カシミヤメーカーである「PIACENZA」(ピアチェンツァ)の生地をご紹介です。
PIACENZAとは
PIACENZAはイタリア・ビエラ地方を本拠地とする「カシミヤメーカー」です。
ウールが中心になるスーツ・紳士服においてカシミヤを専業とするメーカーは珍しいとも言えますが、実はこの会社は創業が1733年と、およそ300年もの歴史を持つ老舗。
現代では珍しい旧式の織機を扱い、センシティブな高級生地であるカシミヤを最高峰の服地へと昇華させています。
今回のご紹介には入りませんが、ベビーキャメルやビキューナなど、所謂「高級獣毛」のエキスパートとしても知られており、主にストールやマフラーが現代ではセレクトショップに多く並びます。
PIACENZA カシミヤ×シルク
さて、そんな最高級ミルの生地ですが、今回はカシミヤ×シルクのジャケット生地が入荷。
早速見ていきましょう。

シルク51%にカシミヤ49%の、非常にサラリとしていながらも柔らかさを感じる生地です。
カシミヤの絶妙な起毛感、そしてシルクの軽さが相まって、なんと目付は250gと非常に軽量。
秋冬の服地でここまでの軽さを実現してるものも非常に珍しいでのすが、これはおそらくカシミヤのもつ暖かさと光沢感を最大限に生かすためでしょうか。

軽いから秋冬には着れないということもなく、チェスターコートやダウンコートを羽織ることも多くなる季節に、温かさと軽さを兼ね備えたこの生地こそうってつけというわけです。


4色ある中で私のおススメはネイビー。
ベージュやブラウンもそれらしくて素敵なのですが、せっかくいい生地ならベーシックなネイビーで生地の良さを前面に出してあげたいと思うものです。

最後に
いかがでしたでしょうか。
これだけの貴重さと高級感を併せ持つPIACENZAですが、なんと鎌倉シャツでのジャケットオーダーなら¥121,000(税込み)でオプション料金もかかりません。
(スラックスは生地の特性上おススメしておりません)
おそらくどの店舗でも人気が出ると思いますので、ご興味ある方は是非お早めに。
それでは。
MEN'S神戸北野坂店 前田
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