スーツオーダーを嗜む vol.11 【実際にオーダー編】
生地ばかりの紹介では…ということで今回は実際にオーダーの様子をお届け!
Writer
皆様、こんにちは。
MEN'S 神戸北野坂店の前田です。
さて、タイトルからザワザワしておりますが、今回は【実際にオーダー編】ということで…
私、実際にオーダーをしていこうと思います。
せっかくなのでこの様子を皆様にお届けできればと思いますので、
ぜひ一緒にオーダーをいただく気持ちでご覧くださいませ。
生地選び
さてさて、一番肝心で楽しい生地選びです。

個人的に決めていたのは
「ライトグレーかミディアムグレーの生地」
これだけです。
グレーのシンプルなスーツは様々な選択肢がある分、機能性や生地感など様々な要素を含めて絞り込んでいきます…。
次に重要視したのは「シーズン」と「着用シーン」
シーズンは基本的に「オールシーズン」(冬以外)
着用シーンは「仕事」になるのですが、
ここで私の「ミニこだわり」として、「出張時にシワにならないこと」があります。
先日ご紹介したニューヨークへの出張含め、様々な場所へ出張の機会をいただいておりまして…
スーツケースに入れたり、長く折りたたんでもシワにならないことが理想なのです。
実際の皆様のスーツオーダーでも、このようにTPOやイメージに合わせて、私共フィッターが、最適な生地をご提案させていただきます。
生地決定とディテールについて
さて、決心が固まり生地も決まりました。

今回オーダーするのは Zegna 「TRAVELLER 4 Seasons」よりシャークスキンのグレー生地。

ゼニアのトラベラーシリーズは、比較的ベーシックな生地が多いながらも、他の生地と比較しても2倍の撚りをかける「ダブルツイスト」が採用されています。
これによりシワに強く、クラシックな生地が出来上がります。

ディテールは比較的ベーシックに。
ジャケットは「段返り3つボタン」「サイドベンツ」に、「チェンジポケット」を採用。
スーツとして普遍的な見た目は残しつつ、チェンジポケットで少し見た目に工夫を。
スラックスは多種多様な動きに少しゆとりが必要ですので、ワンタックをチョイス。
裾口は好みですが、私はダブルの4.5cm巾が好きです。

↑こちらの上に付いているのがチェンジポケット。
以前はお釣り=チェンジを入れたり、チケットを入れたりしていたそうですね。
現代では何かを入れるということはあまりしませんが、所謂「名残」です。
次回、フィッティング編です!
このスーツ、実は本当に先日オーダーしたばかりでして、出来上がりは2カ月ほど先となります。
是非このリアルな流れを皆様と体験いただきたく、今回は1からこのブログをスタートしております。
次回はフィッティング編!
是非、お楽しみに。
それでは。
MEN'S神戸北野坂店 前田
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