【ネクタイ】BREUER(ブリューワ―) と鎌倉シャツの取り組み
今回は、取引を始めて今年で20年の記念イヤーになる 「BREUER(ブリューワ―)」というフランス・ニースのネクタイメーカーについて 皆様にお伝えしたいと思います。
いつも弊社ブログをご覧くださりありがとうございます。
鎌倉シャツ ディレクターの貞末 哲兵です。
今回は、取引を始めて今年で20年の記念イヤーになる
「BREUER(ブリューワ―)」というフランス・ニースのネクタイメーカーについて
皆様にお伝えしたいと思います。
顧客の皆様は、弊社がBREUERのネクタイを「フレンチコレクション」として
マーケットの3分の1近い価格で販売しているのはご存知の方も多いかと思います。
(弊社の品番BRから始まるネクタイです)
▼ FRENCH COLLECTION
https://shop.shirt.co.jp/shop/e/etfrench/
BREUERとの取引は実に20年にも及び、
当時鎌倉シャツの丸の内店で販売をはじめた際には二つの大きな反響がございました。
一つは「顧客の皆様の大きな喜び」という反響です。
当時の価格設定は¥4,900でした。
「こんな値段でBREUERを買わせてくれてありがとう!」
「なんでこの値段でBREUERのネクタイを販売出来るの!?」
などの大きな喜びと共に大変な驚きがございました。
もう一つはアパレル業界に対して大きな反響がありました。
↑ちょうど今から20年前の2002年の繊研新聞
業界紙に弊社とBREUERとの取り組みが載ってしまい、各方面から様々な反響がありました。
他では¥14,000で販売していたネクタイが、鎌倉シャツで¥4,900で買えるということで、
なかなか大変な思いもしました。
鎌倉シャツが突然繰り出したBREUERの圧倒的な値付けは、
顧客の皆様には喜んでいただいたものの、業界には波紋を呼びましたが、
その後なんとかネームを付けず、「フレンチコレクション」として販売を継続することができたのです。
↑当時鎌倉シャツで販売していた、シンプルにBREUERと書かれたネクタイ
鎌倉シャツの想い、そして大義は
「シャツを買ってくださったお客様にネクタイでも喜んでいただきたい」、
「世界基準のネクタイを提供したい」
「¥14,000ではなく、¥4,900ならたくさん売れる、そうなればBREUERも嬉しいに違いない」
まずは 顧客の皆様、次に取引先、そして弊社という三者が永続的に喜ぶ、
そのために日々何ができるか考え、実現することが大切ですし、
鎌倉シャツが商売をさせていただく意味であると思っています。
ネクタイは、現代社会においても
ビジネスマンにとって大切なアイテムであることは間違いありません。
鎌倉シャツは一企業として、まだまだネクタイの素晴らしさを
多くのお客様にお伝えする義務があると思っています。
確かにテレワークが台頭し、オフィスにおいてもカジュアル化が進み、
ネクタイをするシーンは減ったように思います。
しかし、ビジネスシーンにおいて「ネクタイ」は本当に不要になったのでしょうか?
イギリスのハーディー・エイミスは
「The tie comes into the room one step ahead of the person wearing it.」
(ネクタイは締めているその人より一歩先に部屋に入ってくる)という格言を残しました。
ビジネスシーンにおけるネクタイの存在の重要性、選択の難しさがその言葉には込められています。
私は
「The person doesn’t come into the room without wearing the ties.」
(人はネクタイなしでは部屋に入ってこない)ことを再考する段階ではないかと思っています。
ネクタイというパワーアイテムを、
安易に外してしまったビジネスパーソンは部屋に入って来ても存在感がないかもしれませんね。
ビジネスシーンにおいて、男性が許されているアクセサリーは三つだけです。
その三つとは、「ネクタイ」「カフリンクス」「時計」です。
しかし、この三つを上手に使いこなすことができれば、
非常にエレガントで存在感のあるビジネススタイルを構築することができます。
ラルフローレンは「The fashion is all about the accessory.」
(ファッションはアクセサリーによって全て決まる)という言葉を残しています。
それほど、アクセサリー、特にネクタイの役割はビジネスシーンにおける自己表現の中で大きな割合を占めているのです。
時代が変わり、多くの人がネクタイを付けなくなったとしても、鎌倉シャツは決して諦めません。
お客様が、ワクワク、ドキドキするような新しいトライ、
日本製においても更なる高みを目指し続けるのが鎌倉シャツであります。
鎌倉シャツは、
「ネクタイ」という素晴らしい文化を後世に残すような、決定的な仕事に挑み続けます。
その一つがBREUERです。
BREUERはこの20年間、一度も途切れることなく、
鎌倉シャツと鎌倉シャツの顧客の皆様に世界トップレベルのネクタイを提供し続けてくれています。
彼らが持つ南仏、コートダジュールの独特の色使い、
そしてそのセンスは鎌倉シャツに多大な影響を与え、
シャツやネクタイ、その他のコレクション作りに貢献してくれました。
また、BREUERのある南仏のニースと、鎌倉シャツがある鎌倉は
50年以上に渡り姉妹都市として友好関係を築いています。
私自身は、24歳の時に初めてニースを訪れました。
第一印象から、ニースと鎌倉はそっくりだと感じたことを今でも覚えています。
三方を山に囲まれ、美しい海があり、独自の文化があると感じました。
美しい海や山は共通しており、
ニースには地中海コートダジュールの文化とラグジュアリーがあり、
鎌倉には世界に誇るべき寺社仏閣と、西海岸から影響を受けたビーチカルチャーがあります。
それぞれ双方が持たない素晴らしい文化を持っているのがとても面白く感じますし、
お互いが興味のあることだと思っています。
美しい街ニースと鎌倉の友好関係をさらに高められたら、これほど嬉しいことはありません。
民間企業として、ニースのBREUERと鎌倉の鎌倉シャツが、
面白い仕掛けを双方の地で行うことでお互いの文化を知るきっかけになったらと思います。
いつの日か、ニースでシャツのトランクショーを行ったり、
「禅の文化」を鎌倉の名刹の方々と一緒に
鎌倉シャツ製の作務衣を通じてお伝えしてみたいと考えています。
ニースからはBREUERをお招きし、トランクショーを行いたいですし、
南仏のワイナリーの方々やチョコレートファクトリーの方などお招きし、様々な文化交流をしてみたいです。
そんなわけで、
今後も姉妹都市の文化交流も考えながら
BREUERとの取り組みやパートナーシップをより強いものにしていきたいと思います。
まずは、今回のダブルネームは顧客の皆様の反応が何より楽しみですし、
ネクタイ業界に一石を投じることでその未来を作れればと心より思っています。
まさか、このような日(BREUERとのダブルネーム)が訪れるとは夢にも思っていませんでした。
この取り組みを20年支え続けてくださった 顧客の皆様 と、BREUER に心から感謝いたします。
貞末 哲兵
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