鎌倉シャツについて VOL.5
今週は、「鎌倉シャツのフェアトレード」について お話させていただきたいと思います。
いつもこちらのブログをご覧くださり、ありがとうございます。
「フェア」という言葉には
"正義"という言葉も含まれると思いますが、
先週からお話しさせていただいている
「原価率50%」や
「お客様を想う気持ちと原価率の高さは比例する」
といったことも「フェアトレード」であると思っています。
原価率が50%だとなぜフェアなのかを単純に申しますと、
お客様が他で買うよりも2.5倍以上お買い得だからです。
(鎌倉シャツ原価率50% ÷ 一般アパレル原価率20%)
販売をする企業だけが儲かるのではなく、
お客様により多くの利益をもたらすことは、
すなわち「フェアトレード」を成し遂げている
企業と言えるのではないでしょうか。
一般的に「フェアトレード」という言葉を聞くと、
コーヒー畑の農家に適正な賃金を払っていること
などが挙げられると思いますが、
「お客様に対してフェアである」ということは
あまり世間では言われていないように感じます。
ビジネスや商業活動の全てはお客様、社会のためであり、
まずはお客様へ貢献した結果が社会のためになると言えます。
鎌倉シャツはお客様に対して
「フェア」であり続けたいと思っています。
また、鎌倉シャツでは創業以来、
取引をしてくださる工場様とフェアな関係を築いて参りました。
取引は手形を発行せず、全て現金払いに徹し、
困った工場様があった場合にはできる限り手を差し伸べてきました。
工場様との現場レベルの仕事においても、
閑散期と繁忙期で発注量に差が出過ぎないように平準化させること、
(工場は年間で稼働するので、忙しくても暇でも人件費がかかります)
なるべく同じようなシャツを縫っていただくことや、
(色々なシャツを縫製するのは手間がかかり、生産効率が落ちます)
工場様ごとにある得意なシャツのパターンをなるべく縫製していただく
(品質、生産効率ともに上がります)など、
様々な工夫をこらすことで、
双方にとって良い関係を築いてきたことも
「フェアトレード」と呼べると思います。
他には、鎌倉シャツでは
海外のサプライヤーやファクトリーと仕事をする際にも、
中間業者を徹底的に省く仕事をしてきました。
特に日本のアパレル産業の場合は
海外製品について複雑な流通経路や、
代理店契約が多いためなかなか
「フェアトレード」になっていないのが現状です。
海外の優れたサプライヤーと直接仕事をするとよく分かるのですが、
「皆さんが思ってる以上にコストは高くない」ということが言えます。
実際は高く売る必要もない物を高く売ってきた業界は、
今ツケを払う時期に来ているようにも思います。
「代理店や中間業者が儲かる仕組み」だけでなく、
お客様にも利益を配分することが何よりも大切なのです。
お客様に利益をもたらし、より良い社会を作ることこそが、
鎌倉シャツの役目なのです。
鎌倉シャツでは日本製だけでなく、
海外の優れた商品も圧倒的なプライスで
提供することも大切にしています。
それは、日本製だからとか海外製だからという
短絡的な話ではなく、「全てはお客様に利益をもたらしたい」
という想いがあるからなのです。
今後も工場様、そしてお客様に対して
「フェアトレード」に努めて参ります。
貞末 哲兵
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