鎌倉シャツについて VOL.3
今回は鎌倉シャツの「原価率」について お話しさせていただきたいと思います。
いつもこちらのブログをご覧になってくださり、ありがとうございます。
今回は鎌倉シャツの「原価率」について
お話しさせていただきたいと思います。
鎌倉シャツの商品原価率は創業以来、
世界最高となっており50%前後になっています。
ただし、今回の話は
「鎌倉シャツの原価率は50%だからすごい」という話ではありません。
まず、一般のアパレルの原価率は20%前後といわれており、
販売価格は原価の5倍になることがほとんどです。
実例を挙げますと、3,000円かけて製造された製品の
販売価格は15,000円くらいになるのが一般的です。
仮に50%オフでセールに売り出した場合の販売価格は7,500円で、
製造価格は3,000円のままです。
この場合においても、原価率は50%を切っており、40%になります。
(3,000÷7,500)つまり、セールをしても、
それなりに儲けが出るように設定しているのが
一般的なアパレルの構造となっています。
また、消費者もすでに気づいているのですが、
アウトレットモールで最初からセールタグが着いた商品が散見されます。
こちらもセールタグの付いたプライスから逆算して原価率を算出しているので、
小売側の利益率は変わらないのが実情です。
一方、鎌倉シャツではセールを行わず、
製造原価は常に50%前後となっています。
約30年間シャツを専業にして磨き続きた
MADE IN JAPANでありながら、
製造コストは3,000円で、販売価格は5,900円です。
なぜでしょうか?鎌倉シャツは、
「真正直にお客様とシャツを作ってくださる工場様に向き合うこと」
を大切にしているからです。
そして、原価率の高さは
「お客様に喜んでいただくために企業としてリスクを負う」
という意味でもあります。
売れても売れなくても、
利益が出るか出ないかの原価率50%でリスクを負うのは、
言うは易し、行うが難しです。
鎌倉シャツで働いている社員全員が
「お客様のためにリスクを負う」という
志に魅了されて入社しています。
創業以来、世界最高の原価率を保ち続け、
お客様のために仕事をしてきたことは大きな誇りとなっています。
原価率が高いからすごいとか、偉いとうことではなく、
社員全員が誇りに思っていることを本日は
お伝えさせていただきました。
そして、私自身は
「原価率の高さとお客様を想う気持ちは比例する」
と常に考えています。
今後も「こんなすごいものがこの価格で買えるのか!」
という驚愕のマーチャンダイジングの
更なる高みを目指していきたいと思います。
貞末哲兵
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