ぼく盲導犬、よろしくね 【vol.3】
鎌倉シャツでは盲導犬支援活動を行っています。チャリティーハンカチを通じて盲導犬の育成支援を行っている鎌倉シャツより、さらに盲導犬のことを知っていただけるようコラムを始めました!
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チャリティーハンカチを通じて盲導犬の育成支援を行っている鎌倉シャツより、さらに盲導犬のことを知っていただけるよう、わんちゃんの視点からコラムを始めました!ぜひお楽しみくださいませ。
【vol.1】はこちらから▶︎
パピーウォーカーとぼく
今回はパピーウォーカーについてのお話しをしてみようと思います。
パピーウォーカーとは?
ぼくたちは生まれてから2ケ月経つと、パピーウォーカーという家庭へ預けられるんだ。
パピーウォーカーとは、ぼくらが盲導犬として立派に育つために欠かせない経験をさせてくれる家族のこと。
そこで約10ケ月間生活して、人と暮らすルールを覚えたり、たくさんの愛情を受けたりして、人のことが大好きな犬に育っていくんだ。
ぼくらはみんな、1歳頃になるまでパピーウォーカーの家庭で生活するんだけど、盲導犬になるための訓練をするぼくらにとって、この期間の過ごし方がとっても大事なんだ。
パピーウォーカーとの出会い
パピーウォーカーを希望する家族は、盲導犬の育成団体に申込みをしてから、説明を受けたり面接をしたりしてぼくらが来るのを待ってます。
盲導犬になってからの家族と一緒に過ごす時のことも考えて、おうちの中で家族と一緒に暮らせたり、長い時間ぼくらがひとりでお留守番しなくてもいいような家庭がいいんだ。
もちろん、家族みんなで協力してぼくらのしつけをしてくれることも、とっても大事なんだよ。
もともと犬が苦手だったパパが、ぼくらが来てから犬が大好きになっちゃったっていうこともあるみたい。
パピーウォーカーとの暮らし
規則正しくご飯を食べたり、「ワンツーワンツー」という掛け声でおしっこやうんちをしたり、しっかり運動したり、人と一緒に暮らすためのルールもパピーウォーカーに教えてもらうんだ。
例えば、ふわふわのソファーやベッド等、人が使用するものに飛び乗ったらダメなんだって。やんちゃなぼくは覚えるまで大変だったな。
また、電車の音や赤ちゃんの泣き声を聞いて、色々な音に慣れたり、車に乗ってお出掛けに連れて行ってもらったりして、たくさんのことを経験するよ。
ぼくのパピーウォーカーは、パパ・ママ・お兄ちゃん・お姉ちゃんの4人家族だったから、みんなにたくさん遊んでもらったよ。
人との生活と信頼関係
こうしてぼくらは、1歳頃になるまでパピーウォーカーの家族に愛されるから、人と一緒だと「楽しいな、心地いいな」っていう気持ちになって、人のことが大好きになっていくんだ。
そして人と一緒に暮らすときのルールも覚えて、盲導犬になったときに目の見えない、見えにくい人との生活がスムーズに送れるようになるんだよ。
そうそう、ぼくの名前もパピーウォーカーにつけてもらったんだ。
一緒に生まれたお兄ちゃんや妹たちは、同じアルファベットの頭文字の名前がつけられるんだよ。
次は、パピーウォーカーとどんな風に過ごしていたかお話するね。
じゃ、またね~
制作協力・写真提供:公益財団法人日本盲導犬協会
パピーウォーカーについての最新情報はこちら▼
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