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3月6日は「鎌倉・作務衣の日」レポート

3月6日に鎌倉プリンスで行われた「作務衣の日の授与式とパーティー」をレポート。

2024.04.10 ブログ


皆さま、ついに待ちに待った春が本格的に訪れ、暖かく過ごしやすい日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。


ここ鎌倉は、梅や桜が咲き誇る美しいシーズンの到来とともに、多くの観光客で賑わっております。


さて、今回は先日、3月6日に鎌倉・七里ヶ浜のプリンスホテルで行われた「鎌倉・作務衣(※)の日」の授与式とパーティーについてたっぷりとレポートさせていただきたいと思っています。
(※)作務衣は元々禅宗の修行僧が着る服として生まれ、現在では幅広い使われ方をされている和をルーツにしたもの


3月6日の語呂は「さ・む」ということで、鎌倉シャツが社団法人・記念日協会に申請しましたところ「鎌倉・作務衣の日」として正式に受理、認定していただきました。


鎌倉シャツの作務衣作りは、2020年のコロナ渦に始まり、鎌倉の多くのお寺の方々のご協力を得て、2021年秋にマクアケでデビューしました。
お寺の方だけではなく、一般の方を含め日本全国から大きな反響があり、約10日間で750着以上のセールスを記録し、その結果、鎌倉本店や鎌倉シャツのオンラインストアで2022年より本格的に販売がスタートする運びとなりました。

コロナ禍というピンチから、地道なローカル活動をし続けたことにより、鎌倉シャツ、鎌倉の新しいコンテンツとして「作務衣」が誕生した瞬間でもありました。


そして、さらに多くの顧客の皆様に作務衣をご愛用していただいた結果、つい先日の3月6日に「作務衣の日の授与式とパーティー」まで行うことができました。


この場を借りて、作務衣をお求めいただいたお客様や、いつも鎌倉シャツを応援してくださっている顧客の皆様にも改めてお礼申し上げます。 本当にありがとうございました。

さて、鎌倉シャツの作務衣の何がいいのか一言で申し上げますと、和装の会社ではなく、「シャツメーカーが作っている」ことに尽きると思います。

服や他のジャンルや業界でも、「何かを作る時」にその会社の特性が意図しようとしまいと必ず表れるものです。


例えば、BMWという乗用車を作る会社が「スポーツ・カー」を作っても純粋なピュア・スポーツにはならないでしょうし、PORSCHEというスポーツ・カーの会社が「乗用車」を作っても生粋のそれにはならないそうです。

BMWは乗用車の領域ではPORSHCEに勝ち、スポーツ・カーの領域ではPORSCHEには勝てないらしいのです。(その逆もしかり)。どちらが優れているという話ではなく、あくまで製品作りにおいて、それぞれの会社の個性が反映されてしまうのです。
一方、製品作りに何の薫りや特徴も出すことが出来ないメーカーは淘汰されていってしまうのだと思います。

鎌倉シャツというあくまで「シャツメーカー」が「和をルーツに持つ作務衣」を作ってもどこかにシャツらしさ、洋服の薫りが残っており、おそらくそのあたりが、現代の服として「鎌倉シャツ製の作務衣」が多くの方々に受けいれていただいている大きな要因だと思います。もちろん、シャツ作りにおいて培ってきた素材、パターンメイキング、縫製技術が作務衣作りに生かされていると思いますが、鎌倉シャツというメーカーの個性が製品、作務衣に反映されていることが何よりもご評価いただいているポイントのように思います。

和服をルーツに持った服なのに、洋服の薫りのする「作務衣」は今までなかったもので、異質であり、多くの方に新鮮に映ったのだと思います。



さて、3月6日の作務衣の日に話は戻りますが、当日は多くのメディア関係、宗派問わずお寺の方々、鎌倉の方々や、取引先様含め180名くらいの方にご参加いただきました。

この会の乾杯のご発声は、豪華にも建長寺の森様によって行われ、始まりのご挨拶は、普段から鎌倉シャツ製の作務衣をご愛用してくださっている鎌倉市の松尾市長が務めてくださり、素晴らしいお話を頂戴しました。

また、ご参加くださった主賓の方達ですが、鎌倉シャツの作務衣の生みの親とも言える浄智寺の朝比奈住職、いつも大変お世話になっている建長寺の皆様、円覚寺屈指の塔頭である佛日庵様、臨済宗屈指のサラブレッドと呼ばれジブリの鈴木さんとの対談や執筆など幅広い活躍をされている世田谷・龍雲寺の細川住職や、高野山から森永のラムネのCMにもご出演された名門・恵光院の近藤住職なども駆け付けてくださいました。(その他多数のお寺の方々も!)

鎌倉シャツの多くの取引先の皆様や、鎌倉でいつも大変お世話になっている方々に囲まれ、アットホームな楽しい会になりました。

当日は、作務衣誕生秘話についてお話する「クロストーク」、


「建長寺様・ビャクシン作務衣」のご紹介、


「ベスト・作務衣ニストコンテスト」、


今回、初お披露目となった作務衣の歌「そっと」ライブ、


など数多くのプログラムもあり、最後まで盛り上がりを見せました。

その中でも特筆すべきは、「ビャクシン(※)作務衣」で、建長寺様が大切に保存していた(数年前に折れてしまった)ビャクシンの枝を、鎌倉シャツがその枝から色素を抽出し、糸を染め、生地を織り、作務衣に仕立て上げたこと。

(※)建長寺のビャクシンは御神木として大切に扱われており、樹齢は750年にもなります


建長寺の皆様も大変喜んでくださり、先日出来上がった数十着の「ビャクシン作務衣」を納めさせていただきました。


鎌倉五山・第一位に列せられる建長寺の皆様にとっても、ビャクシンという御神木を身に纏う感覚は今までなかったそうで、地元の企業としても大きな貢献が出来たのではないかと思っております。


そして、最後に作務衣の歌「そっと」ですが円覚寺・仏日庵の住職の奥様である高畠薫さんと、音楽プロデューサーである二宮学さんがこの日のために作ってくださいました。


私は、お二人のユニットであるYOU TUBE「寺歌」のファンでもありましたが、「作務衣の曲」を作ってほしいとダメ元でお願いしたところ、まさかの快諾をしていただき、今回の曲の作製が決まり、当日に出来上がりました。


この歌が出来る前に、念入りなヒアリング(鎌倉シャツの作務衣ストーリー)から始まり、途中まで出来上がったところでまたヒアリングしていただき、曲が出来るプロセスまで体感することが出来ました。

作務衣の歌「そっと」は、素晴らしい楽曲、詞になりましたので、今回の会で終わりではなく、今後もことあるごとに使わせていただきたいと考えています。

そんなわけで、2023年3月6日の「作務衣の日」の授与式とパーティーは終わりましたが、来年以降も3月6日「作務衣の日」は続きますので、何か新しいイベントなどを模索しながら、鎌倉や日本を盛り上げていきたいと考えております。

今回も最後までご覧くださり、ありがとうございました。

また、次回もこのブログにてお会いすることを心より楽しみにしています。

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